【菊正宗 しぼりたてギンカップ】
こういう大手メーカーのパック酒は普段全く買わないんですが、何故か見かけるレビューの評価が高くて、気になってました。そしたらたまたま入ったコンビニで1合カップを見つけたので購入。
飲んでみると、びっくりしました。予想に反してめちゃくちゃ飲みやすいです。
香りは、わずかに青りんご。
口に含むと軽いメロンのような甘味を伴って、すっと流れて行き、後味に爽やかでフルーティーな甘味と控えめな旨味が残ります。苦味もわずかにあるけど、嫌な感じはしない。醸造アルコールもプラスに働いていて、すっと切れます。
強いて言えば甘味に若干の人工感があるけど、これはこういう甘味に慣れていないだけかも。
とにかく飲みやすいお酒でした。
栓ができないカップ酒で180mlあるから、飲みきれなかったらどうしようかと思ってたけど、一瞬で消えていきました。精米歩合は非公表だけど、「低精白の普通酒」と書いてあるから少なくとも70%よりは上のはず。でも、わずかに吟醸感もあります。
大手酒造メーカーの技術力は侮れないなあ。「日常酒の概念を変える、新たな日本酒の誕生です」といううたい文句は、決して大袈裟じゃない。
凄く美味しいかというとそこまでではないし、味に深みはないけど、普段ジュースのように飲むには十分です。コスパはめちゃくちゃ高い。少なくとも僕は、缶チューハイ系よりはこちらの方が好みですね。
ジブリで例えると「紅の豚」のカーチスですね。最後にポルコと殴り合いした、青い服の人。メーカーの技術力がすごいのも、軽くてスカしてていろいろ甘い性格もぴったり。で、実力もちゃんとあります。
ちなみに、紙に見えるカップの内側は完全にプラスチックでした。よくある内側にフィルムを貼っているものじゃなくて、成形品っぽい厚さを感じるプラスチック。でも、容器包装リサイクルマークは「紙」だから、質量の50%以上は紙なんだろうなあ。この辺が1回火入れなのに常温で店頭に置ける秘密でしょうね。面白いです。大きなパックはどうなってるんだろう?
満足度:★★★★
カーチスさんが乗っているカーチスR3C-Oは“シュナイダーカップ”で2年連続優勝した機を改造したという設定ですが、このモデルとなったカーチスR3C-2は1925年の第8回シュナイダーカップで実際に優勝しています。#kinro #紅の豚 #秋のジブリ pic.twitter.com/yp1Hc34CPr
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2016年11月11日
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