こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]加賀纏 > ハイタカ(ゲド戦記)

【加賀纏 純米大吟醸

加賀纏

しっかりとした辛口大吟醸

冷やでいただくと、すっと入ってきて、一瞬後に酸味を感じたと思ったらそれもすぐに引っ込み、旨味と苦味がじわっと広がって、すっと切れていきます。甘味は最初にごくわずかだけ。

今回は、たまたま肴なしで飲みましたが、これはそのまま飲むよりは、料理とのペアリングを楽しむ方が良さそうですね。カニに合わせたい。〆のカニ雑炊まで合いそうです。他には、おでんも魅力的。新じゃがの煮っ転がしなんてのも良さそう。今度、ちゃんとペアリングを考えて再チャレンジしたいです。

2日目、常温では、香りに蜂蜜を感じました。でも甘味は出てきません。味わいに多少ふっくらしたところはあるけど、キャラクターは変わらず。個人的には辛口でも奥にほのかな甘みを感じられるようなものが好みなので、それほどハマりはしませんでしたが、上質な感じで美味しかったです。

ジブリで例えると「ゲド戦記」よりハイタカ。あくまでジブリ版のハイタカです。主人公を助ける大賢人なところや、甘い部分がなく、ほとんど笑顔の印象がありません。

 

こちらを醸しているお蔵・福光屋さんは、金沢最古の酒蔵で1625年(寛永2年)創業なんだそうです。寛永と言えば徳川家光が将軍に就いた直後。やっと太平の世が訪れ、寛永文化が花開いた頃です。加賀百万石の中心地・金沢も、とても栄えていたことでしょうね。

満足度:★★★☆

加賀纏



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