こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]越後鶴亀 > 海ちゃん(コクリコ坂から)

【越後鶴亀 ワイン酵母仕込 純米吟醸酒

越後鶴亀

ああ、これは白ワイン。
なにも知らずに飲んだら、日本酒ではなくワインだと思っちゃいます。

口に含むと、その瞬間に鮮烈な酸味が弾けます。一瞬後から広がる白ブドウのようなフルーティーな甘味もかなり強いんですが、酸味はそれ以上にあって全体の印象を締めています。

飲み終わってから調べてみたら、日本酒度マイナス32で酸度4.0という変態スペック。要するにめっちゃ甘くてめっちゃ酸っぱいという数値です。糖分多そうとは思ったけど、ここまでとは! でも、酸味のおかげでいわゆる甘口ではありません。というより、甘口辛口という範疇から完全に外れてますね。

こちらのお蔵さん、新潟の「ぽんしゅ館」で利き酒人気ランキング58ヶ月連続1位を記録した実力派。名前もラベルも良い感じのレトロ感があります。それなのにこんな極端なお酒を醸されるのが面白いですね。これはぜひ普通のお酒も飲んでみたい。

ジブリで例えると、「コクリコ坂から」の松崎海、主人公・メルちゃんです。しっかりもので、言いたいことをはっきり口に出し、行動する性格。そして、ラブラブ甘々です。三つ編み割烹着とハイカラな高校のギャップもぴったり。

満足度:★★★★

 

越後鶴亀

 


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