【磯自慢 大吟醸 愛山】
含み香ふわぁーな極上アル添大吟醸
醸造アルコール添加したお酒の最高峰のひとつ、磯自慢さんです。「アル添嫌い」「アル添は臭い」「俺は純米しか飲まん」って言っている人もたまに見かけます。でもアル添って、上手に行えば、香りを引き立たせ、後味をまとめてくれる効果があるんです。アル添嫌いな人には、十四代本丸か、楽器正宗本醸造か、この磯自慢を飲んでほしい。世界が変わります。もちろん、全てのアル添が美味しいわけじゃないのは、全ての純米が美味しいわけじゃないのと同じですけどね。
今回いただいたのは、そんなアル添上手の磯自慢さんの中でも凄いやつ。酒米のダイヤモンドと呼ばれる「愛山」。その中でも特に上質な、特A地区・兵庫吉川(よかわ)産愛山を50%まで磨いた大吟醸です。飲むのに緊張してきた。
香りはバナナと気持ち良いアルコール。とても上質な予感がします。
口に含むと、上品だけどしっかりとした甘味と酸味。後半になると、含み香がふわああぁぁーっ。醸造アルコールの使い方がほんと素晴らしくて、アルコールっぽいのに嫌らしさは全くなく、めちゃくちゃ気持ち良いです。
飲んでみてもやっぱり凄く上質。素晴らしいお酒でした。
ジブリで例えると「もののけ姫」のシシ神様。気配で圧倒される感じ。生と死を司る、人とは別の領域にいる神様。シシ神様は前に不動の純米大吟醸でも登場しましたが、あれも素晴らしかったなあ。
満足度:★★★★☆
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