こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]白嶺 緑 > アリエッティ(借りぐらしのアリエッティ)

【白嶺 Vivid ~Live naturally~ 純米吟醸無濾過生原酒 緑】(はくれい)

爽やか柑橘酸苦ふわん

白嶺

立ち寄ったお店に、ちょうどハクレイ酒造の方がいらしてました。せっかくだから、お話しさせていただきながらこちらのお酒をいただきます。同じシリーズの緑と赤があったので、まずはすっきり系と紹介された緑の方から。

香りは、ほのかにすっきり酸味がきれい。
口に含むと、爽やかな柑橘系の酸味がふわんと広がります。その一瞬後に甘味もふわん。糖分は多そうですが、あくまで中心には酸味があります。中盤からは気持ち良い苦みも出てきました。そして酸苦の含み香が口に広がり、余韻も苦じんわり。

これは飲んだことないタイプのお酒ですね。聞いてみたら日本酒度±0で酸度2.4。ちょい甘でめっちゃ酸っぱいという数値。
これまでにも酸度の高いお酒はいくつか飲んだことはあります。でもそれらは日本酒度もマイナス32とかの変態だったから、±0というのが新鮮。後から調べたらアミノ酸度は1.0。やっぱりきれいですね。
柑橘系だからと思って聞いてみたら、白麹を使ってるそうです。

実は僕、酸味中心のお酒ってあんまり得意じゃないんです。でも、このお酒の酸味はとげとげしいところが全然なくて気持ちいい。めっちゃ美味しかったです。

せっかく蔵の方がいらっしゃるので、アテもお酒に合わせて選んでいただきました。「鯖のリエット」。ハーブを加えてペースト状にした鯖を、バゲットに乗せていただきます。選んでいただいただけあって、素晴らしいペアリングでした。お酒は美味しくてあっという間に飲みきってしまったので、もう一杯リピート。

ジブリで例えると「借りぐらしのアリエッティ」のアリエッティ。きれいで若々しくて冒険心に富んでて爽やか。「借り」スタイルで髪をまとめるのがカッコいいです。自分の失敗への苦みもじんわり。
ところで、アリエッティと言えば気になるのが髪をまとめるための洗濯バサミ。あれ、髪の毛がスキマに挟まらないんでしょうか?引っ掛かったらめっちゃ痛そうなんですが。

満足度:★★★★☆

白嶺

 

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