【白嶺 Vivid ~With passion!!~ 純米吟醸無濾過生原酒 赤】(はくれい)
優しい柑橘酸甘きれい
ハクレイ酒造の方と一緒にいただく白嶺、先ほどの緑と同じシリーズの赤です。日本酒度マイナス20の甘口とのこと。甘口好きなので楽しみです。グラスもこのお酒に合わせていただきました。
香りは控えめにリンゴ+柑橘の甘酸。
口に含むと、甘さより先にまず酸味がほとばしります。糖分は確かにたっぷり感じるけど、それ以上に酸がしっかりしているので、全く甘ったるくはありません。きれいで爽やか。言われなきゃ日本酒度マイナス20には思えませんね。
めちゃくちゃ美味しかったので、こちらもおかわりしました。
スペックは、日本酒度マイナス20、酸度2.6、アミノ酸度0.5、アルコール度は13%代だそうです(ラベル表記は14%)。
この甘さは、四段仕込みだからとのこと。そしてやっぱりこちらも酸度が高いですね。全量白麹とのことで、柑橘の酸味を感じます。でもここまで酸度が高いのに、カドが丸くてひっかかりません。
それとアミノ酸度がとても低いですね。ここまで低いのは初めてかも。確かにすっきりきれいです。
ちなみに酵母は、京都産業技術研究所が開発した「京の咲」。リンゴ酸が出やすい酵母なんだそうです。
日本酒度がマイナスドカンで酸度高いお酒は、過去に「越後鶴亀 ワイン酵母」や「大倉 水酛」などを飲んできました。でも方向性は全然違いますね。こちらの方は酸度が高いのに丸くて優しいです。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」のラストシーンの夕焼けの空。モヤモヤが晴れて、すっきり爽やかで甘々幸せな気持ちを反映した、きれいな空です。
満足度:★★★★☆
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