【加茂錦 無濾過 吟醸】(かもにしき)
爽やかフルーティーかと思ったらアルコールがグワッ
「荷札酒」が有名な加茂錦の、アル添吟醸小瓶。荷札酒が有名というより、荷札酒以外の加茂錦を見るのは初めてです。しかもこれ、なぜかスーパーに売ってたんですよね。398円+税。表ラベルはなく、頭にオビが貼ってあるだけ。なかなか思い切ったデザインです。まあ、デザインのことを言うなら荷札酒も相当ですけどね。アル添吟醸好きなので楽しみです。飲んでいきましょう。
色は、オビに「しぼりたて自然な黄色」と書いてありますが、「言われたら黄色っぽい気がしないでもないかなあ」という程度のほんのり黄色。
香りは、八朔みたいなほんのりフルーティーな酸味とアルコール感が爽やかです。
口当たりはするっと入ってきて、ほんのり甘味と酸味。爽やかです。でもその後、アルコール由来っぽい苦みがふっと現れたかと思ったら、次の瞬間、力強いアルコール感がグワッ。含み香になって口から鼻に飛んでいきます。そしてきれいに切れる。
アルコール感が強いですね。それに無濾過のしっかりさも加わってる。15度と書いてありますが、20度と言われても信じるくらいの力強さがあります。あと、なんとなくスパイシーさも感じます。なんだろこれ?
これまで3種類ほど飲んだ荷札酒とは全然違う味わいです。これが元々の加茂錦なのかな。美味しいお酒なんですが、レトロな味わいとはまた違います。甘酸っぱいけど、やたらワイルド。
あまり初心者向けとは言えないですね。好みの分かれるところです。でも僕は好き。この力強さ、美味しい!
ジブリで例えると「アーヤと魔女」の主人公アーヤ。ジブリ史上最もはしたないヒロインです。大人に見せない裏の顔がとにかくストレートにえげつない。そしてそれが魅力的。
「アーヤと魔女」 みなさんご覧になられましたか? 2020年の年末にNHKで放送された、ジブリ初のフル3DCG作品です。監督は宮崎吾郎さん。NHK版に一部カットを追加して、4/29に劇場公開予定です。
評価は・・・そんなに高くはないですね。すくなくともべた褒めのレビューは見当たらない。でも、僕は嫌いじゃないですよ。吾郎監督で言えば、コクリコ坂からとまではいかないけど、ゲド戦記よりは好き。・・・それって褒めてるのかな? まあ、映画館でもう一度見てもいいかなというくらいは好きです。
満足度:★★★★
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