こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]十四代 > 菜穂子さん(風立ちぬ)

十四代 角新純米吟醸 生酒 播州山田錦(じゅうよんだい)

完璧な甘味と美しい苦味

十四代

いつものお店で、十四代が開くというのを聞いて、ホイホイやってきました。まあ、聞かなくても来るんですけどね。今年の十四代の生は、こないだの「おりからみ」に続いて2杯目です。

香りは十四代らしい梨フルーティー十四代の香りって、なんでこう素晴らしいんでしょうね。飲んだのはちょうど非常事態宣言が明けたタイミングで、閉店までの時間に余裕があるから、じっくり時間をかけて香りを楽しみます。

ようやく口に含むと、梨とライチのフルーティーさ。そしてほんのり旨味が、ふわぁっと美しく広がります。そしてそのまま全部香りになって飛んでいき、一瞬だけ美しい苦味を残して口の中から消えていく。
こないだ飲んだ「おりからみ」もそうだったんですが、タッチがなめらかすぎて、喉を通る感じがしないんですよね。口の中から直接ふわっと消えていく感じ。すごいなあ。

ジブリで例えると「風立ちぬ」の菜穂子さん。それも、婚礼衣装の菜穂子さんです。華やかで優しくて、でも儚くて一抹の苦みを含んでる。人生で一番美しい瞬間です。

満足度:★★★★☆

風立ちぬ©スタジオジブリ

十四代

 

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