【而今 純米吟醸 酒未来 無濾過生】(じこん)
至福の甘旨芳醇余韻
香りはバナナの甘味がかぐわしく立ちます。やっぱり而今の生はいいなあ。
口に含むと、お米のしっかりした旨味とふわっと甘味。ちょっとだけ炭酸がピリっ。そこから一歩遅れてほのかに乳酸+フルーティーな酸味、そしてきれいな旨苦味がじわりと広がります。そりゃもう、めちゃくちゃ美味しい。
でもこのお酒の本領はここから。豊かな旨甘アルコールの含み香が鼻に抜けるとともに、極旨の余韻がじゅわっ。美しい想い出を残して溶けていきます。
至福。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」のエンディング後の小野寺さん。海ちゃんと風間君のお父さんの親友です。外航船の船長。2人と別れた夜、ひとり物思いにふける小野寺さん。親友の子ども達に会えた喜びの余韻をじんわりかみしめます。そこには、失った親友を想う一抹の苦みも混ざってる。
もちろんそんなシーンは無くて、僕の妄想。でも、きっとそうなるはずです。
満足度:★★★★☆
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※参考までに販売リンクは載せていますが、僕は高額転売には反対です。上記リンク先など高額で販売しているサイトからは買わないでくださいね。