【山川羊男 2021 はる】(やまかわラムお)
硬質な甘味とビリビリ旨味と鋭いアルコールのパンチがガツン
山川光男シリーズ第18弾。
山川光男とは、山形県の「山形正宗」「楯野川」「東光」「羽陽男山」を醸す4つのお蔵さんの共同プロジェクト。各蔵が交代しながら年に3本発売しています。
というコンセプトなのに今回は名前を変えて山川羊男。しかも作ってるのは東光の小嶋総本店さんじゃなくて山形正宗の水戸部酒造さん。小嶋総本店さん、懐が広いなあ。今回のテーマは「肉との遭遇」。肉と相性の良いお酒とのことです。どんなかな?
香りはほんのり甘味と鋭いアルコール。アルコール感は鋭いんだけど、なぜか嫌じゃない。不思議な感覚です。
口に含むと、まずは強くはないけどしっかりしていて硬質な甘さ。そして甘味が引っ込みつつ旨味が出てきます。旨味はビリビリした余韻に残って、甘アルの含み香が吹き抜ける。パンチが効いた力強いお酒ですね。確かに肉にとても合いそう。
ジブリじゃないけど例えると「未来少年コナン」のモンスリー。羊男と言いつつ女だけど。最初の頃の、迷いのないモンスリーです。美人だけどめちゃくちゃ気が強い、敵の隊長。28歳にして行政局次長に任命されているので、戦闘能力だけじゃなく優秀なんでしょう。並みの男じゃ太刀打ちできません。
「羊男」というと、村上春樹の「羊をめぐる冒険」や「ダンス・ダンス・ダンス」に登場する羊男が思い浮かぶんですが、このお酒のキャラクターとは全く違いました。
満足度:★★★★
未来少年コナンは
— フジワLab ▫︎by fujiwaraseven (@fujiwaraseven) 2020年5月3日
モンスリーが女子化、乙女化
していく過程を見るアニメと
教わってる#未来少年コナン pic.twitter.com/dWlk429xVh
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