こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒] W ひだみのり > アーヤ(アーヤと魔女)

【W(ダブリュー) 純米 先祖返りひだみのり 無ろ過生原酒】

甘旨苦味のビリビリフルーティーお転婆W

W

これまで、いろいろ飲んできた大好きなW。振り返ってみたら、山田錦ひだほまれ赤磐雄町カモフラージュ穀良都の5種類を飲んでました。同じお蔵さんの蓬莱を入れたら10種類。それだけ飲んでハズレがひとつもない。特に穀良都なんか、去年の第4位に入っています。そりゃ飲んでないの見つけたら注文しますよね。

今回のお米は「ひだみのり」。名前から想像がつく通り、岐阜県酒造好適米です。ただ、このお米、2000年に一度作付けが途絶えてしまったんだそうです。それが2020年に少量だけ復活作付け成功。現在このお米を使っているのはこちらの渡辺酒造店さんだけなんだとか。
そして製法も、70年以上ぶりの木桶仕込み。さらに江戸時代からの製法である柿渋染木綿しぼり。だから「先祖返り」なんですね。

香りはおとなしい甘旨アルコール。おとなしいとは言え、Wっぽい甘さがあって期待が高まります。
口に含むと、香りのおとなしさはどこへやら。甘旨苦味がいきなりガツンとぶつかってきます。そのまま突っ走って、ビリビリな後味を残して去ってしまう。こりゃ、とんだお転婆だ。

ジブリで例えると「アーヤと魔女」の主人公アーヤの裏の顔。大人の前ではおとなしいのに、本性はジブリ史上最もはしたないヒロイン。周りの大人を口八丁で丸めこんで思い通りに操ります。その裏の顔が実にえげつなくて良い。痛快で魅力的です。

満足度:★★★★☆

アーヤと魔女©スタジオジブリ

W

 

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