こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]満寿泉 > グランマンマーレ(崖の上のポニョ)

【満寿泉 貴醸酒】(ますいずみ)

甘味たっぷりとろとろ貴醸酒

満寿泉

去年もいただいて感動した満寿泉の貴醸酒。今年も入荷してたから迷わずデザートに注文です。
まずは見た目が良いですね。ラベルも貼ってない透明瓶に、焼印を押した木の札が掛けてあるだけ。瓶の形も美しい。

香りは、アルコールを中心に、糖分たっぷりな甘味がほんのり。香りがたまりやすいグラスに注いでもらったからか、アルコールの刺激をはっきり感じます。これは香りの立ちにくいグラスの方が良いかもしれませんね。

口当たりは粘度高くとろっと入ってきて、蜜と黒糖の甘味がたっぷり。さすが貴醸酒です、めちゃくちゃ甘い。後半は旨味と苦味も現れるけど、この圧倒的な甘味の前では誤差の範囲です。美味しい~。
ただ、去年ほどの感動はありませんでした。なんでだろ?
でもやっぱり美味しかったから、またリピートします。

ジブリで例えると「崖の上のポニョ」のグランマンマーレ。ポニョのお母さんで、海の女神。美しいけど、強大な力を持つ恐ろしい女神です。
前にも書いてるんですが、実はグランマンマーレの正体はチョウチンアンコウ。この設定、大好きでめっちゃ面白いから再掲します。

グランマンマーレの人の形をしている部分はアンコウの疑似餌という説があります。だから、彼女の足は不自然なまでに全く描かれません。
さらに! チョウチンアンコウの生殖方法は独特。まずメスの1/10ほどしかない小さなオスがメスに噛みつきます。すると皮膚が融合し、血管がつながり、オスは最終的にメスの身体に吸収されて完全に同化してしまいます。宮崎駿監督の企画書によると、フジモトはグランマンマーレのたくさんの夫のうちのひとりらしいのですが、他の夫は出てきません。ということは既に…。そして、いずれフジモトも…。怖っ!

満足度:★★★★

満寿泉

 

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