【Sogga pere et fils IL Y A 100 ANS】(ソガ・ペール・エ・フィス イリヤ・ソントン)
香りドバドバ酸味バリバリ濃厚キャラ
前の週に初めて飲んだ小布施ワイナリーの日本酒。なかなかの変態さんでしたが、美味しかった。今回も楽しみです。
「ソガ・ペール・エ・フィス」は小布施ワイナリーの代表銘柄ですね。普段はワインを造っているワイナリーさんが、ワインが作れない冬の間に、趣味で造っている日本酒です。フランス語を英語に直すと「Sogga papa & son」。意味としては、曽我親子というより、曽我家代々という感じみたいですね。ワイナリーオーナーの曽我彰彦さんの家名を冠したお酒です。
そして「イリヤ ソントン」は100年前という意味。100年前、世界はスペイン風邪のパンデミックを乗り越えたことからのネーミング。そして、製法は100年前当時主流の生酛造り。酵母も当時既に使われていた協会1号と2号のアッサンブラージュ(ブレンド)です。今回もやっぱりワイナリーが趣味で造ったというには凝りすぎてますね。
香りは、ブドウの酸と気持ち良いアルコールがドバドバ! めちゃくちゃ香ります。お米の旨味もちょっとあるかな。
口に含むと、酸味と旨味がぶわっ! 甘味は酸味に隠れて目立たないけど奥にしっかり。
味わいはかなり濃いんですが、最後はすっきりきれいに切れます。
酸味中心で得意な味じゃないんですが、それを覆す美味しいさ。ここまで香りドバドバで味がはっきりしていると笑っちゃう。
ジブリじゃないけど例えると「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のアスカ。惣流じゃなくて、今回の映画の式波の方です。微妙なようでいて、結構違います。典型的な酸味バリバリ濃厚キャラ。「破」の時は甘味も出てたけど、「Q」では甘味のかけらもありませんでした。でも、今回のシンエヴァでわかったのは、そんな酸味もある種の優しさから出ていたということ。そして最後はすっきりきれいに幸せ。
満足度:★★★★
式波・アスカ・ラングレー pic.twitter.com/T8BnlA7Z3t
— ただのゆきこ (@aoiykk) 2021年3月26日
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