こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]春鹿の夏しか > 海岸のシーン(魔女の宅急便)

純米吟醸 春鹿の夏しか】(はるしかのなつしか)

甘酸旨苦しっかり爽やか夏酒

春鹿

春鹿に続く「鹿くらべ」第2弾は、「夏しか」。春鹿の夏限定酒です。こういう洒落の効いたネーミング大好き。ぶっちゃけ、このお酒があったから今回の鹿くらべ企画を思いつきました。

ちゃんとした酒屋さんの常温棚に置かれてたので、火入れでしょうね。夏酒だからキリッと冷やして飲むのが良いとは思うんです。でも、昨日の春鹿・白滴が常温でも良かったから、まずは常温でいただきます。

香りは穏やかフルーティーアルコール。うん、この時点でもうハズレはなくなりました。美味しそう。ただ、控えめなので、冷やすと香りはほとんどわからなくなりそうです。

口に含むと、とろっとフルーティーな甘味と酸味がボン! そして、豊かな旨味と苦味がじゅわっと広がります。美味しい! 後味は甘旨じんわりで、しっかりしてるのにいつの間にかきれいになくなってます。

キンキンに冷やしてみると、味わいのしっかりさはそのままに、少しすっきりした感じ。常温でも美味しかったけど、やっぱり夏は冷やした方が似合いますね。

これだけしっかりしてるのだったらと思って、ロックにもしてみました。そしたら、さらにすっきり。ごくごく飲めて夏にぴったりです。

夏酒には、「仙禽かぶとむし」に代表されるキリっとすっきりタイプと、「玉川アイスブレーカー」や「波乗り車坂」のようなしっかりタイプがありますが、このお酒は後者。このテのしっかり夏酒って、ロックも合うんですよね。

調べたら、スペックも出てきました。
アルコール度数:14度 ・・・ なるほど、ちょっと低めで軽やかです。
日本酒度:マイナス4 ・・・ やっぱりしっかり糖分ありますね。
酸度:1.6 ・・・ まあ普通かちょい高め。フルーティーな酸味があります。
アミノ酸度:1.2 ・・・ ちょい低め。しっかりなのにきれいです。

正直に言うとこれ、名前で選んだお酒です。この名前じゃなかったら、わざわざ買うことは無かったかも。でも、飲んでみたら当たりでした。美味しかった~。

ジブリで例えると「魔女の宅急便」の、海岸でキキとトンボが座って笑い合うシーン。青空をバックに、わだかまりの解けた甘酸っぱさが爽やかです。
まあ、この後またキキはへそを曲げちゃうんですけどね。置いてかれたトンボのボカーン顔がかわいそうで面白い。

魔女の宅急便©スタジオジブリ

次回予告:「鹿くらべ」春鹿、夏しかと続いたら、次はわかりますよね。

満足度:★★★★

春鹿

 

 

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