【八咫烏 純米樽酒】(やたがらす)
杉の香が たっぷり広がる 辛口酒
こないだ飲んだ本醸造のカップ酒が美味しかった八咫烏、同じセブンイレブンで樽酒の方も買ってきました。こちらのお酒を醸す北岡本店さんは奈良・吉野にあるお蔵さん。吉野と言えば吉野杉。公式サイトによると「地元・吉野産の杉で作られた樽に、まろやかな口当たりの純米酒を肌添えさせました」とのこと。肌添えって言うんですね。 趣のある言葉。
色ははっきり黄色です。杉樽効果でしょうか?
香りもくっきり杉の香り。他の香りを全て隠すくらい。樽感いっぱいです。
口に含むと、酸味と旨味がドン!! 甘味はほとんど感じないくらい、なかなかの辛口です。味わいは最後まで伸びて、飲みこんだ後には杉+旨アルコールの余韻が口に広がります。
これ、製造年月からはまだ2ヶ月くらい。味わいに糖分はほとんどないから、この色は熟成や火入れの色ではなさそうです。やっぱり樽の色かな。
アテには、セブンイレブンのホタテを用意したんですが、意外にもあんまり相性が良くない。ケンカしてるわけじゃないんですけどね。顔を合わせたらおしゃべりはするけど、ただの知り合いみたいな感じ。ホタテ君はどんなお酒も落とせる万能イケメンの印象があったので、ちょっと意外でした。難しいなあ。
ただこれ、単体で飲むお酒じゃないですね。沢庵とかは合うかもしれません。酢の物でもいけるかな? これは今後の宿題ですね。
公式サイトを見てみたら、スペックが出ていました。
アルコール度数:14度 → 低めです。お酒のクセがあるのでこれくらいでちょうどいい。
日本酒度:+4 → まあ辛口。もう少し高いかと思ってました。
酸度:1.7 → ちょっと高め。甘味がないからか、しっかり酸を感じます。
精米歩合:68% → 雑味はありません。
酵母:協会701号 → こないだの本醸造と同じですね。
正直なところ、ちょっと樽感強すぎかもしれません。元のお酒の味わいを消しちゃってるかも。樽酒を飲んだことない方は、「菊正宗 樽酒ネオカップ」が入手しやすさも合わせてお勧めです。コンビニでも売ってますからね。薄甘すっきりで飲みやすい樽酒でした。同じシリーズの純米よりこのアル添のカップ酒の方が僕の好み。
閑話休題。
ジブリで例えると「もののけ姫」の猪神。オッコトヌシ様の眷属です。森を感じます。吉野の杉林は人の手が入りまくった人工林ですが、このお酒はもちょっと荒々しさがあります。
満足度:★★★
常々べこはオッコトヌシ様に顔が似てると思ってきたし、眷属に紛れて1匹走ってても馴染めると思うんだよね pic.twitter.com/cGVA2iLUWy
— ぷいぷいず (@3puipuis) 2021年4月17日
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