【大倉 水酛純米 DOLCE 生】
濃厚な 甘酸苦味 ド変態
2つ前の夏うららに続いての大倉さん。念のため、これ、日本酒です。見た瞬間に、今日のデザートはこれに決まりました。
ドルチェはイタリア語で「甘い」とか「デザート」という意味。その下に書いてある「LA DOLCE VITA」は「甘い生活」。フェデリコ・フェリーニ監督の同名の映画が有名ですね。観たことないけど。
水酛(みずもと)というのは、菩提酛(ぼだいもと)とも呼ばれ、約600年前・室町時代から奈良の菩提山正暦寺で行われていた酒母作りの方法。生酛造りの祖先とも言われます。これまで飲んできた感じだと、個性の強いものが多かった印象です。
裏ラベルには「飲むスイーツ」って書いてますね。甘くて個性が強いの、どんなお酒か楽しみです。
香りは乳酸の酸味が中心。これは甘いだけじゃなくて酸度も高そうですね。
口に含むと、甘酸苦ドカン! 濃厚! キャラメルっぽさもあるけど、酸味もしっかりなので独特な感じになっています。ただ、濃いけどしつこくはありません。きれいに切れる。
スペックは、
アルコール度数:16~17% ・・・ 高いですね。でもあまりそれを感じさせません。なんせ他の味が凄すぎるんで。
精米歩合:70% ・・・ 普通
日本酒度:マイナス51 ・・・ 変態極甘
酸度:3.6 ・・・ 変態酸
使用酵母:蔵付き野生酵母
うん、やっぱり変態ですね。良い意味で。
前に飲んだ「大倉 コンセプト ワーカーズ セレクション」も水酛で日本酒度マイナス32・酸度6.5という超濃厚甘酸変態酒だったし、同じお蔵さんの17年熟成酒「金鼓」もいろいろ凄かった。大倉本家さん、僕の中ではすっかり変態酒蔵のイメージが付いちゃいました。見つけたらまた飲もう!
ジブリでこんな変態は、、、ああ、いました。「ハウルの動く城」サリマン先生。優しそうなすました顔してますが、そんなのに騙されちゃいけません。ハウルにそっくりの金髪半ズボン美少年を何人もはべらすなんて、本物のド変態ですね。
満足度:★★★★
ほんっとサリマン先生権力にかさかけて美少年パラダイス作りやがって………このショタコンが!!!!!(訳:羨ましい💢💢💢) pic.twitter.com/qRFl5PLHDk
— act (@hkract) 2015年10月2日
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