【秋鹿 バンビカップ】
ちょい甘な 優しい辛口 食中酒
こないだ「鹿くらべ」企画で飲んで美味しかった秋鹿さん。カップ酒が売ってたから買ってきました。買うときは気付かなかったんですが、上のプラカバーを取ってみたら、フタに「純米酒 千秋」って書いてます。こないだ飲んだのと同じやつやん!
まずは常温でいただきます。
色はパッと見てわかるくらい薄褐色。こないだはこんなに色づいてなかったと思うんですよね。調べてみたら、前回は4月生産で飲んだのが6月。今回は2月生産からの9月ですから、だいぶ時間が経ってます。瓶も前回の緑瓶とは違って今回は紫外線に弱そうな透明。カップ酒なので、店頭で置いてあったのはもちろん常温棚。さあ、これがどう影響するかな?
香りは純米酒らしい甘旨乳酸ほんのりアルコール。
口に含むと、するとろ酸旨で、ちょい甘。前回はアタックがはっきりしてたんですが、今回はもう少しまるい感じ。アルコール14度の低アルなのもあって、おとなしいです。うん、飲みやすい。
でも、正直なところ、何かちょっと物足りない。そこで、燗にしてみました。そのままレンジに放り込んで40秒。上燗(45℃)くらいになった感じです。
お、香りに少し甘味が開きました。味わいも酸味がはっきり。ほわっと入ってきてすっきり切れます。やっぱり燗映えしますね。甘味もあるけどしっかり辛口。食事にもよく合います。
とは言え、まだ少し物足りないかな。っと思いつつ、晩ごはん食べながらちびちび。そしたらだんだん「これくらいで良いんじゃないかな」って気分になってきました。ほっこり落ち着きます。そしてそれが「これが良いんだよ」って感じになる。やっぱり食中酒ですね。食事と合わせることで魅力が開く、美味しいお酒でした。
ちなみに一番好きだった温度は、燗冷ましの日向燗(30℃)くらい。優しい温度でした。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」の、デッキブラシのおじいさん。主人公になるタイプじゃありません。でも、他のキャラクターと絡むことで味が出る。じわじわ美味しいキャラクター。「あのデッキブラシはワシが貸したんだぞ」という台詞が良いですよね。
満足度:★★★☆
ワシのなんだぞデッキブラシじじい好き#魔女の宅急便 pic.twitter.com/lZzRDHqGZj
— ♚黒澤まどか|弟の姉♚ (@kurosawamadoka) 2018年1月5日
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