【久保田 千寿 純米吟醸】
甘酸が ふわりすっきり 食中酒
朝日山、千寿・吟醸に続いて、久保田の千寿・純米吟醸です。このお酒、美味しいという噂は聞いたことがあるんです。でも具体的にどんな味わいなのかは知らなかったから楽しみ!
ややこしいので、ここからは千寿・吟醸を「アル添千寿」、千寿・純米吟醸を「純米千寿」と呼びます。
香りはシンプルアルコール。アル添千寿に似てるけど、それよりほんの少し甘さがありますね。
口に含むと、アル添千寿より明確に甘味と酸味を感じます。甘味はフルーティーではなく、和三盆みたいな丸い糖分の甘味がふわり。酸味は、後半に出てくる苦味と一緒になって、後味をすっきりさせてくれます。
含み香は苦アルコールが気持ち良くほわん。
美味しい~。アル添千寿より取っつきやすいです。
そして食事とも合わせやすい。晩ごはんの塩鯖と合わせたら甘味がほわんっと立ちます。甘めの切干大根と合わせたら酸味がシュルっ。僕は塩味との組み合わせの方が好きかな。これ、なめろうとかと合わせたらめっちゃ美味しそう。
温度帯は、公式サイトでは冷酒、常温、ぬる燗に◎が付いてます。アル添千寿より合う温度帯は広そう。
雪冷え(5℃)~常温まで飲みましたが、基本的なバランスは大きくは変わりません。でもキンキンに冷やすと甘味の出てくるタイミングが少し遅くなります。口の中で温まってようやく甘味が開く感じ。辛口好きな方や食事に合わせるなら冷やすのがおすすめ。でも、お酒だけで飲むなら、涼冷え(15℃)くらいが、甘味が開いていて美味しいですね。
スペックは、
アルコール:15度 ・・・ 普通
日本酒度:+3 ・・・ 普通。アル添千寿は+5だから、やっぱりこちらの方が少し甘いですね
酸度:1.3 ・・・ 低め。アル添千寿の1.1に比べたら酸味があります
アミノ酸度は書いてないけど、こちらもやっぱり低そう。
アル添Vs.純米酒、これまでに菊正宗樽酒とかキンカッブ/ギンカップとか、天野酒、白鶴大吟醸なんかを飲み比べてしてるんですが、僕は基本はアル添の方が好きなんですよね。でも久保田さんは珍しく純米の方が好みでした。純米の方が、味の膨らみがほわんと甘いです。そして後味は、純米なのにアル添と同じくらいすっきり。
ジブリ例えると「コクリコ坂から」の北斗さん。コクリコ荘に下宿している女医さんで、途中で送別会してもらう人です。優秀な大人の女性。そして、人当たりが良くて優しそう。送別会でもさっぱりしています。良いお医者さんになりそうですね。
北斗さん、映画では女性ですが、原作漫画ではイケメン男性で海ちゃんの憧れの人でした。
満足度:★★★★
北斗美樹は原作では北見北斗というイケメン男性キャラでした。#コクリコ坂から #ジブリ pic.twitter.com/T3L9ygSVqd
— キャッスル (@castle_gtm) 2016年8月12日
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