というわけで、昨日は日本盛の生原酒シリーズを飲み比べてみました。
各レビューを先にご覧になった方はわかるように、正直、全然僕の好みではありませんでした。途中、何度も心が折れそうになった。
でも、マーケティング的には面白いです。ライバルは明らかに月桂冠/THE SHOTシリーズですね。発売時期を見ると、こちらの生原酒シリーズが2015年2月で、THE SHOTが2019年3月。日本盛の方がだいぶ早くて、月桂冠はその後追い。ということは、THE SHOTはこの生原酒シリーズに勝てるように考えられているわけです。
比較すると、生原酒シリーズは200mlのアルミ缶で、本醸造284円、純米吟醸328円、大吟醸350円、純米大吟醸383円(税込)。これ、造りを変えたらどのくらい値段が変わるかの指標にもなりますね。対してTHE SHOTは180mlのガラス瓶で、4種類とも274円均一(税込)。その代わり、値段の張る純米吟醸や純米大吟醸はありません。面白いなあ。
味は、THE SHOTの圧勝です。THE SHOTって日本酒初心者の人が、自分の好みの方向性を知るのにも良いんですよね。
ついでに、THE SHOTは飲んだ後の瓶も重宝します。一升瓶や四合瓶から小分けにしたり、燗付け用の瓶にしたり。燗付け用には、僕は今は剣菱の小瓶を使っていますが、THE SHOTの方が口が広くて洗いやすいし、スクリューキャップなのも便利です。
生原酒シリーズのまとめ記事のはずが、THE SHOTのヨイショ記事みたいになってしまいました。以下に、生原酒シリーズとTHE SHOTシリーズの全レビューのリンクを貼っておきます。よろしければご覧ください。
2024年6月追記:THE SHOTの赤と白が終売になって、新しい赤と青が発売されました。特に青の方が素晴らしかったので、超おすすめです。