【鷹勇 原酒 純米吟醸 剛力 生】
ふおぉーっと 熟成高アル 甘酸旨
前に「超辛口純米」を飲んだ鷹勇さん。その時は日本酒度+10.8なのにきれいで優しい辛口酒でした。今回もなかなかいかつい見た目ですね。どんなでしょう? ちなみに強力というのは、鳥取県オリジナルの酒米の名前です。
香りはほぼなくて、かすかにアルコール感を感じるだけ。
口当たりはどっしり甘酸。直後から熟成感のあるアル甘含み香がどわぁ。甘味も酸味も自然な感じでほっこりです。酸はすぐになくなって、代わりに旨味がじわぁ。やっぱりちょっと辛口よりですね。
そして後味は18度の高アルコールがふおぉーーーっ!
スペックは、
造り:純米吟醸 生原酒
原料米:強力
精米歩合:50% ・・・ 純米吟醸だけど純米大吟醸並み
アルコール度数:18~19% ・・・ 高いです
日本酒度:+3.9 ・・・ そんなに強くないけど、やっぱり辛口ではありますね
酸度:1.9 ・・・ 酸度も高いです
酵母:協会9号
こちらも超限定品というだけあって、全然検索にひっかかりません。でも、裏ラベルにいろいろ書いてあって助かりますね。
このお酒、製造年月は今年4月なんだけど、仕込みは平成30年度。だから2~3年熟成ですね。確かに熟成感あります。
スペックだけ見ると、どっしり高アルでガツンと強そうだけど、味わい自体はそれほどきつくありません。熟成で柔らかくなってる。
ちなみに、おとといからの至(18%)・花垣(19%)・鷹勇(18%)は、こちらのお店の飲み比べセットでした。よりにもよってこの3本をセットに選ぶセンスよ。この3本だけで充分に満足できてしまいました。
ジブリで例えると「平成狸合戦ぽんぽこ」の六代目金長。イケメン玉三郎が連れてきた四国の狸です。とても強い力を持ってるけど、柔らかいところもあります。登場シーンの服はやたらファンキーですし。
ちなみに金長狸は、日本三名狸のひとりに数えられる名狸で、江戸時代末期の阿波狸合戦伝説にも登場します。日本三○○っていろいろありますけど、狸まであるんですね。僕も前に七賢を太三郎禿狸に例えるまで知りませんでした。
その金長狸を祀っているのが徳島県小松島市の金長神社。この神社、市の防災公園建設計画で取り壊しが検討中。「金長神社を守る会」が保存にむけた運動をされているそうです。映画で描かれた人間による開発がこんなところにも!
満足度:★★★★
#オメエはこの県に行け
— (一社) 金長と狸文化伝承の会 金長子分の小鷹・熊鷹 (@KinchoStrategy) 2021年8月16日
たぬきたちがお待ちしております
六代目金長さんたちが会議?をしてた場所#平成狸合戦ぽんぽこ#金長神社#徳島県 #小松島市 pic.twitter.com/6ZgUJhQDDo
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