こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]会津中将 > 釜爺(千と千尋の神隠し)

会津中将あいづちゅうじょう にごり酒 原酒】

19度 甘旨ぐぐぐ アルぶわぁ

会津中将

1年以上ぶりの会津中将さん。福島のお酒は大好きなんですが、最近なかなか出会わないんですよね。
会津中将と言う名前は、会津藩初代藩主・保科正之公の官位に由来するんだそうです。名君として名高い保科正之公は、2代将軍・徳川秀忠のご落胤で、3代将軍・徳川家光の異母弟。だからラベルに徳川家の家紋である葵の御紋が付いているんですね。
幼い頃はその存在すら秘匿されていましたが、家光の信任を得てからは頭角を現し、会津藩主としても善政を敷きました。それほど有名な人ではないんですが、冲方丁さんの小説「天地明察」に登場した保科正之公が、そりゃもうカッコよかった。僕は、それ以来のファンなんです。

話をお酒に戻して、飲んでいきましょう。今回は、アル添のにごり酒です。

色はきれいな良い白ですね。
香りは麹の甘く華やかな香り。
口に含むと、お米の甘さと爽やかな酸味がぽわん。そこから甘味と旨味がぐぐぐっと広がります。そしてアルコール度数19%の高アルコールがぶわぁ。
お米の粒感は残ってなくて、口当たりはなめらか。アルコール感は強いけど心地よく、アル添らしく後味をすっきり切ってくれます。
美味しい!

ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」の釜爺。油屋のボイラー室に住む、手が6本あるサングラスのお爺ちゃんです。なかなか強烈な見た目ですし、仕事に対しては厳しい。でもとても優しくて、千尋をかばってくれます。

満足度:★★★★

会津中将

会津中将

 

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