こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]女城主 > 銭形警部(カリオストロの城)

女城主おんなじょうしゅ 純米吟醸 益々繁盛】

なつ旨酸 アル感ほわぁ じわ旨酒

女城主

年始にいただいたお酒、1年ぶりの女城主さん。去年もこちらのお店の年始振る舞い酒でいただきました。こちらはなんと、4.5リットルの巨大瓶。4.5リットルということは、2.5升になります。一升瓶2.5本分。益々繁盛=枡枡半升=1升+1升+0.5升=2.5升という計算になるから、4.5リットル瓶なんだそうです。

余談ですが、ここでちょっと歴史雑学。戦国時代まで枡の大きさは各地でバラバラだったんです。最初にそれを統一しようとしたのが織田信長。それを豊臣秀吉徳川家康も継承し、現在も使われるサイズ・4寸9分四方x深さ2寸7分になったのが1669年。この枡で測った体積を1升と定めたのだそうです。1升の枡って見たことないんですが、でかそうですね。

閑話休題

女城主
瓶が巨大すぎて、隣に4合瓶を置いて並べると、サイズ感がバグってしまいます。ちなみに隣のパンダさんは→こちら
もちろんこんな巨大瓶は冷蔵庫に入らないので、常温でいただきます。

香りはレトロ旨アルほんのり黒糖。
口当たりはとろり。乳酸と、お米の旨味と、ほの甘味。クラシックですねえ。
中盤から、アルコール感の含み香がほわあ。旨味もじわっと広がります。
美味しい! なんとなく去年よりも益々美味しくなってる印象があります。同じレトロ旨口なんだけど、より上質になってる感じ。

ジブリじゃないけど例えると「カリオストロの城」の銭形のとっつぁん。昭和ひと桁生まれの警部。旨味がじわじわ出てくる、とても良いキャラクターです。僕の中では、ルパン三世シリーズの中でも、カリオストロのとっつぁんが一番ですね。「ルパンを追ってて、とんでもないものを見つけてしまった。どうしよう?」ってわざとらしい棒読み台詞とか大好きです。

そして銭形のとっつぁんと言えば最後のセリフ。「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」
くぅ~、しびれる~。カッコいいとはこういうことさ(違)

このセリフによって、クラリスは自分が恋していたこと、そしてそれはもう終わってしまったということを理解できるんです。だから晴れやかな顔で「はい」って答える。昔はこれがわからなかったんですが、わかるようになって、このラストシーンが益々好きになりました。

満足度:★★★★

女城主

女城主

 

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