こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]大嶺 ゆきおんな > 不二子ちゃん(カリオストロの城)

大嶺おおみね 3粒 ゆきおんな にごり】

上澄みが さらに甘くて 恍惚と

大嶺

こないだ飲んで、めっちゃ美味しかったゆきおんなさん。いつものお店に行ったら、こちらにも置いてありました。しかも、上澄みとにごりの飲み比べができるとのこと。それはラッキー。にごりが美味しかったから、その上澄みがどんなだか、めっちゃ気になります。

こういう場合、普段は上澄みからいただいて、その後で澱をまぜるんですが、今回はいっぺんに注文して飲み比べです。

まずはこないだも飲んだにごりから。
香りはマスカット+メロン+乳酸+甘酒で美味しそう。いや、美味しいのはもう知ってるんですけどね。

口に含むと、爽やか優しい乳酸飲料の酸甘がじゅわっと広がり、旨味と苦味も追いかけてきます。
うん、これこれ。めっちゃ美味しい。というより、こないだ飲んだ時よりさらに美味しくなってない? 開栓してから日が経ってる分、こないだより酸味が落ち着いてるような気がします。うんまー-!!

そして上澄み。
甘っ!!! なにこれ、にごりよりも明らかに甘いです。うっま!!!
メロンとシロップの甘味がじゅわっ。甘酸とろウマで、特に甘さが際立っています。だからといって、ベタベタした重さはなくて爽やか。これは凄い!!!
アルコール感もにごりほど感じませんね。感じてたのはアルコールじゃなかったのかな?

上澄みを飲んだ後でにごりを飲むと、これもまた違いがさらにわかって面白いです。
あああああ、美味しい!!!!

いろいろ話し込んでたら、常温近くにまでぬるくなってしまいました。
お、にごりの方も甘うっま! 旨味も、より広がってますね。温度が上がっても全然味が崩れません。これ、常温でも良いかも。

これは、来年は買っていろいろ試したくなりました。いやー、凄かった。

ジブリで例えると、前回と同じ「カリオストロの城」の不二子ちゃん。
こないだツイートを引用させていただいた「映画の授業」さんの動画で解説されていたんですが、不二子ちゃんがクラリスに、自分がスパイであることをバラすシーンがありますよね。本来ならあんなことする必要って全くないんです。なんで不二子ちゃんはそうしたのか?
それは、ルパンがいま興味を持っているクラリスへの牽制なんです。だからわざわざ「恋人だったこともあった」「彼、生まれつきの女たらしよ」なんて言っちゃう。実はまだルパンのことが好きだからこそ、必要のないことをわざわざ言いに行くんです。かわいいなあ。

満足度:★★★★★

大嶺

大嶺

 

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