こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]義侠 > ユパ様(風の谷のナウシカ)

義侠ぎきょう米原酒60% 滓がらみ生酒】

じわシュワな 甘さと酸と ハーブ苦

義侠

SAKEdatabankさんの第7回キャンペーンでいただいたお酒。3本目は愛知・山忠本家酒造さんの義侠です。なんとなく、ちょっとパースを効かせて撮ってみたら、どうですか、この堂々たるいでたち。ガンダムで言うカトキ立ちみたいなカッコよさがありますね。まさに義侠!って感じ。

というわけで、今回は義侠さん。前に飲んだ純米原酒60生酒は、ガツンドカンなバリバリ漢(おとこ)酒でした。美味しかったなあ。今回は、同じく純米原酒60生酒の滓がらみバージョンです。どんなかな? せっかくなので、上澄みと滓がらみを飲み比べします。

義侠

上澄みは、じわシュワ甘苦アルコール。
香りは爽やか乳酸とほのかにミントで、するっと入ってきて、一瞬後からじわじわシュワシュワ炭酸感。そして甘味、ハーブ感のある酸苦味、最後に旨味の順番で味わいが変化します。苦味が荒々しくて力強い! ただ、そのクセはちょっと人を選びますね。

滓をからめると、それが優しくなります。香りは同じ爽やか乳酸ほのミントだけど、さっきよりも香ります。口当たりの一瞬後にじわシュワ炭酸感。そして綿あめの甘味、ハーブの苦味。苦味も酸味も旨味も穏やかになって、飲みやすくなってます。面白っ!

上澄みも滓がらみも、両方義侠さんらしい主張があるけど、僕は滓がらみの方が好きですね。

上澄みとにごりの飲み比べては、こないだの大嶺ゆきおんなさんは、上澄みの方が甘ぽわんで、混ぜると複雑になりました。全然違いますね。面白いなあ。

スペックは、
造り:純米 生原酒 滓がらみ
原料米:兵庫県東条産 特A地区 山田錦
精米歩合:60%
アルコール度数:16.8% ・・・ 高め
日本酒度:+5.2 ・・・ 辛口。マジで!? 結構甘いんですけど!
酸度:1.6 ・・・ ちょい高め
酵母:協会9号

ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のユパ様。辺境一の剣士と名高い強者です。そこまで名が知られるからには、相当な修羅場をくぐってるはず。これまで、どんな人生を歩んできたんでしょう? でも、優しくて風の谷ではみんなに慕われています。あと、髪型にはちょっとクセがある。

満足度:★★★★

義侠

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