【七冠馬 特別純米酒】
旨じわで 返り香ほわん 食中酒
しまったーー! 裏ラベルの写真を撮り忘れてたー!
島根・簸上(ひかみ)清酒合名会社さんの七冠馬。去年いただいた春酒が美味しかった記憶があります。
「七冠馬」というネーミングは、往年の競走馬・シンボリルドルフが由来だそうです。競馬には全く詳しくない僕でも知ってる名馬。簸上清酒の社長の妹さんが、シンボリルドルフ生産者・シンボリ牧場に嫁いだ縁から名付けられたんだそうです。
で、今回のお酒、検索しても、このラベルで出てくるのは、日本名門酒会の、2017年秋頒布会のものだけなんですよね。まさか4年熟成? しまったなあ、こういうとき、裏ラベルの製造年月を見れば一発なんですが。
ともあれ、飲んだ感想です。
香りはお米の旨さと、ほんのりカラメル苦。
口当たりは、するり薄甘。きれいに入って、そこから旨味がじわじわ広がります。
そして、飲み込んだ瞬間から口の中いっぱいに広がる、旨ほわな返り香が素晴らしい。
単体でも美味しいけど、食事と合わせたらさらに幸せなお酒ですね。この日のアテの、鯛の刺身はもう間違いない。ミニトマトに合わせたら旨味が際立つし、梅水晶だと甘味が出てきます。いろいろな食事を引き立てる名脇役ですね。
後から味を思い出してみても、熟成かどうか自信が持てません。カラメル苦の香りは熟成っぽい。でも酒質がきれいなんですよね。保存状態の良い熟成かな?
ジブリで例えると「魔女の宅急便」の、デッキブラシのおじいさん。クライマックスで、キキにデッキブラシを貸す人です。台詞も少ないんだけど、味があります。ただの脇役かと思ったら、ほぼ唯一の台詞「あのデッキブラシはワシが貸したんだぞ」で旨味がじわじわ広がります。
満足度:★★★★
魔女の宅急便に特別出演してる宮崎駿、デッキブラシ貸してくれたおじさんかと思いきや画面の端っこに一瞬映ったおじさんらしい…若い頃に似ているといえば似ているような。 pic.twitter.com/GzDsAIYns7
— ごーほん (@go_honn) 2016年1月22日
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