【玉乃光 純米吟醸 青 まねきつね】
熟成の ふくよか甘酸 柔らかく
スーパーでよく見る京都伏見の玉乃光さん。その狐ラベルです。ぶっちゃけ、ジャケ買い。狐さんかわいいし、瓶もきれいだし、縁起良さそう。「米からばけた純米吟醸」っていうのも良いですね。前に飲んだ「純米吟醸 酒魂」はレトロ旨酒でしたが、こちらはどんなお酒でしょう? 飲んでいきます。
色は、けっこう褐色に色づいています。まさか、狐色を狙ったんじゃないよね。
香りは、黒糖とカラメルの甘さと苦さ。ん? 熟成かな? 製造年月は2021年7月。スーパーの常温棚の商品なので、熟成が進んでるのかもしれません。でもイヤな感じはしなくて、美味しそうです。
口に含むと、やっぱり熟成感のある、カドの取れたふくよかな甘味と酸味。そしてそのすぐ後から、旨苦もふくらんできます。うんまい!
余韻はじんわり旨味が残ってほわんと消えます。
味わいはしっかりしつつ、柔らかいですね。きつねさんモフモフ。
含み香はレトロな甘アルがほわん。良いですね。15度にしてはアルコール感が強いですが、それもまた気持ち良い。
アテには、塩味と旨味のあるものが良さそうです。この日の晩ごはんの、ブリの照り焼き・わかめご飯・お味噌汁にとてもよく合いました。湯豆腐やふろふき大根などに合わせるのも、ほっこりして良さそう。逆に、甘めの切り干し大根を合わせると、お酒の甘味を打ち消しちゃって、お友達にはなれるけど結婚(マリアージュ)はできない感じでした。
スペックは、
造り:純米吟醸
精米歩合:60%
アルコール度数:15.4% ・・・ 普通
日本酒度:+3.5・・・ ちょい辛口
酸度:1.6 ・・・ ちょい高め
ジブリで例えると「ハウルの動く城」のソフィー(90歳)。確かに魔女の呪いで年は取ってるんですが、逆にいろんな束縛から自由になってる感じ。図太くもなって、冒頭の自己肯定感が低そうな感じよりもむしろかわいいです。
満足度:★★★★
ソフィー90歳なのに元気すぎだろと思ったけど、実際元気な90歳のおばあちゃんはマジでこんくらいアグレッシブで若いから困る。#ハウルの動く城 pic.twitter.com/fKFgM3qh9m
— ボナンザ@ぐだ子に会えました (@xnc2MDvodJ9FIFV) 2021年4月2日
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