【Sogga père et fils LE SAKÉ ÉROTIQUE NUMÉRO SIX 】
芳醇な 大地を感じる 旨味ドン!
去年もいただいたソガペのヌメロシス、お店のお姉さんに「これは飲むべき」を推されて注文しました。
こちらは、長野の小布施ワイナリーのお酒。小布施ワイナリーはその名の通りワインの醸造所です。でも冬の間だけ、趣味で日本酒を造ってるんです。ただ、その趣味の範囲が、どう考えても(良い意味で)頭おかしい。こだわりが尋常じゃありません。全量生酛や、添加物完全不使用なんてのは序の口。田んぼは無農薬なだけじゃなくて肥料も使わず、収穫量は通常の20%強しかないとか、酵母は1~6号しか使わないとか。
趣味だからこその本気なのか、趣味だから採算考えてないのか、またはその両方か。ともかく凄いお蔵さんです。
この「ヌメロ シス」のシスはフランス語で6。つまり、6号酵母を使ったお酒ですね。
今年はどんなかな? 飲んでいきましょう。
香りは、ごく穏やかに旨味。かすかに熟成っぽさもあります。
口に含むと、不思議な甘旨酸。強くはないけど独特で印象的。そこから旨味がドドン!と広がります。他では記憶にない独特な旨味。大地を感じる土っぽい豊かさがあります。ワインで言うとカベルネ・ソーヴィニヨンみたい。うっま!
去年は、もっと白ワインっぽい、酸味中心な味わいだった印象があります。でも今年は酸味はそれほどではなくて、旨味がドン!
これ、ふと思いついて、グラスを手で温めてみました。そしたら旨味がさらに豊かになる! うっっまっ!!
ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」の、風の谷の人々。厳しい環境でも、土と共に生きています。
満足度:★★★★☆
関連記事:
![]() |
---|