［ジブリ酒］黒牛＞ジル(風の谷のナウシカ)

【黒牛（くろうし）純米3年貯蔵斗瓶取り生原酒】

熟成感しっかり旨味とアルコール

こないだ飲んだカップ酒も美味しかった、和歌山・名手酒造店の黒牛さん。こちらはなんと、斗瓶取りの生原酒なのに3年熟成させたという、特別さがてんこ盛りなお酒。これは飲むしかない！

香りは、熟成甘旨アルコール。生酒を熟成してるから不安だったけど、全然ひねてはいませんね。というより、アルコール感はフレッシュな感じすらあります。熟成感とフレッシュが同居していて不思議。でもこの香りはもう間違いない。絶対美味しいやつです。

口当たりはとろりと豊かな旨味酸味。そこから旨味とアルコール感がふおおおお。それがそのままじんわり余韻につながります。うまあああ！

甘味も奥にあるけど、やっぱり力強い旨味とアルコール感がしっかりした旨辛酒ですね。めっちゃくちゃ美味しい！

スペックは、
造り：純米生原酒斗瓶取り 3年熟成
原料米：麹･酒母/山田錦、掛/五百万石
精米歩合：麹･酒母/50%、掛/60%
アルコール度数：18% ･･･しっかり高アルコール

ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のジル。ナウシカのお父さんです。物語の2年くらい前な感じ。もちろんそんなシーンはないので、僕の妄想です。

冒頭のユパ様との会話、「1年半ぶりですもの」「父が…。父はもう飛べません」「ジルが？森の毒がもうそんなに…」から、2年前は、ジルはメーヴェに乗って飲んでいたんだと推察できます。風の谷をしっかり治めてそう。
勝手な想像ですが、ナウシカは才能と感性で飛ぶタイプ。それに対してジルは技術と経験で飛ぶタイプなんじゃないかな。風を読むのに長けていて、民にも慕われる。そんな良い族長だったのでしょう。

満足度：★★★★☆