【喜代娘 大吟醸 奏】
20年! 旨アルぶわわな クラシック
これはまた、激レア酒! 喜代娘という銘柄、ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか? 僕は全く知りませんでした。
こちらは、ついこないだ飲んだ「作」で有名な三重県鈴鹿市・清水清三郎商店さんが今の名前に変わる前、清水醸造(株)だった時のお酒。製造年月は2002年9月なので、20年物ですね。酒屋さんで20年も氷温熟成されていたものだそうです。なんでそんなものが出てくるのか!凄い!
ちなみに、裏ラベルに書いてある杜氏さんは、内山智広さん。今も現役で清水清三郎商店の杜氏をされています。内山さんは現在、49歳か50歳で、杜氏になられたのは25歳の時だそうです。若っ!
ちなみに、「作」ブランドの誕生は杜氏に就任してすぐの1999年。このお酒の造られた頃には既に発売していたんですね。そこから「作」を今のような超人気銘柄に育て上げたんだから凄いですね。
さらにちなみに、「作」のレギュラー商品にはこないだ飲んだ「恵の智」や「玄の智」などがありますが、この「智」は内山智広さんの「智」なんだそうです。知らなかった。
と、また前置きが長くなってしまいましたが、飲んでいきましょう。
香りは、強くはないけどくっきりアルコール感と、ほんのり甘酸熟成感。
口当たりは、とろり旨甘酸。「作」のようなフルーティーさはかけらもない、クラシックな味わいです。後半は旨アルぶわわで、後味ピリピリふわあ。20年も経ってるのに熟成感はバリバリではなくそこそこ。充分に年齢を重ねてはいますが、きれいです。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の松崎花さん。主人公・海ちゃんの、背筋がまっすぐ伸びたお婆さまです。娘が駆け落ちしてしまうくらい厳しかった昔に比べたらだいぶ丸くなってるんだろうけど、まだその片鱗はうかがえます。
満足度:★★★★
【コクリコ坂から】松崎花(まつざきはな)
— アイロンビーズ (@ironbeads_jp) 2022年4月23日
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