酒蔵さんまとめ企画、月桂冠・菊正宗に続く第3弾は大好きな「W(ダブリュー)」さんです。
正直、第1弾と第2弾は、手に入りやすいから紹介したという面もあります。ちゃんと美味しいですけどね。でも今回は本気で大好きな銘柄。飲んだのが10種類になった記念にまとめます。
Wは、岐阜県飛騨市古川町にある渡辺酒造店が醸すお酒。こちら、世界酒蔵ランキング2020で1位になった凄い酒蔵さんです。
渡辺酒造店さんのメイン銘柄は「蓬莱」。蓬莱は昔からある銘柄ですし、場所によってはスーパーでも売ってます。蓬莱も美味しい。ところが、渡辺酒造店さんが地酒専門店に営業に行ったところ、「スーパーで売ってるようなお酒はうちではいらない」と言われたそう。そこで開発したのが、販路を限定した上位ブランドのWなんです。
Wの由来は、渡辺酒造店(Watanabe)、世界(World)、そして笑い(Warai)。日本で一番笑顔あふれる蔵を目指している渡辺酒造店らしいネーミングです。
ちなみに蓬莱の方のネーミングは、めちゃくちゃあざといものが多いです。「蔵元の隠し酒」とか「家宝伝承酒」とか「最高級極秘酒」とか「裏事情」とか「家伝手造り」とか「出品酒 ノーラベル」とか。でも前提として大事なのが、そもそものお酒が美味しいことなんですよね。ラベルで煽って中身が大したことなかったら、もうそこのお酒は飲む気がしなくなります。でも、蓬莱は美味しいという信頼があるから、喜んで煽りに乗っちゃう。Wも同じように、どれを飲んでも美味しいから、見たことない色を見つけたら、真っ先に飲んじゃいます。
ちなみにこのあたりの考え方は、渡辺酒造店の渡辺久憲社長が書かれた本「日本酒がワインを超える日」でも詳しく書かれています。一番下に、本の販売リンクも貼っておきますね。
で、肝心の味わいです。
Wは、トップ画像でもあるようにいろんな種類があります。全て原料米が違いますが、共通しているのは、全部が純米大吟醸ということ。そして基本的にはどれも甘旨フルーティーです。豊かな甘味がじゅわっと広がるイメージがありますね。
でも、たくさんあると選べませんよね。どれを選べばよいかと聞かれたら、僕なら「まずは目についたもの」と答えます。どれを飲んでも美味しいです。しかも数量限定だから、会えるのは今だけかもしれません。
ただ、その中でも僕が特に美味しかったのを挙げるなら、定番の「山田錦」と、珍しいお米「穀良都」ですね。このふたつは本当に感動的でした。
とは言えこのふたつに限らず、どれも美味しいです。見かけたらぜひ飲んでみてください。
ここから下は、過去の記事のリンクです。
山田錦と穀良都だけさいしょに置いておいて、あとは最近飲んだもの順です。今後も新しいものを飲んだら、こちらにどんどん追加していきますね。
※2022/9/25 剛力を追加しました。Wの生酒の2年熟成は美人の熟女さんでした。
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