【◯嘉大山 TAKA 高濃度8.8水仕込み 新・生酒】
濃厚な 甘旨苦が ドカンドカン


こないだ飲んだ、◯嘉大山 YOSHIさんの”一卵性双生酒” TAKAさんです。YOSHIさんが面白いお酒だったから気になってたんです。
・・・相変わらず、○嘉って書かれると、伏字に見えちゃう。読むときは、ピー音を入れなきゃいけないような気がしてきます。
8.8水仕込みというのは、仕込み時に加える水の量のこと。通常の日本酒は、お米10に対して水を12の割合で加えるんだそうです。それを、お米10に対して水10にしたのが、同じお蔵さんの「十水」というお酒。今回はさらに水が少なくなって、お米10に対して水を8.8しか加えません。水が少なくなることで、より濃厚なお酒に仕上がるんだそうです。
”一卵性双生酒” は、仕込むときのタンクが同じということ。仕込みから醪ができるまでずっと同じタンクで発酵が進んで、違うのは搾りのタイミングだけ。2月に先に搾られたのが前回の「YOSHI」で、アルコールは普通の15度。そこからさらに醗酵が進んで高アルコール18度になったのが、今回の「TAKA」です。そんなの、YOSHIさん飲んだら絶対こちらも飲みたくなりますよね。面白い!
ちなみにYOSHIさんは、蜜の甘さとアミノ酸の旨味がたっぷり濃厚なお酒でした。
さあ、TAKAさんはどんなかな?
香りは、糖甘乳酸とナッツ感とアルコール。うん、これは濃そう。
口当たりは、とろするなめらか、ほの甘酸。と思うのは一瞬だけ。次の瞬間、甘旨酸がドカン! さらにダメ押しで旨苦アルもドカン!
後味も、甘旨苦が長く尾を引きます。これは強烈。でもイヤじゃない。YOSHIも濃かったけど、TAKAは輪をかけて爆濃!
飲む前は、絞る時期が遅い分、糖分が消費されて高アル辛口になると予想してたんです。確かに高アルなのは当たってるけど、甘味もさらに濃くなってます。面白!!!
スペックは、
造り:純米 無濾過生原酒
原料米:はえぬき ・・・ 山形で開発された食用米です
精米歩合:60%
アルコール度数:18% ・・・ 高い
酵母:YK0107酵母
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」のシャルル。ドーラの長男のマッチョです。脳筋。
満足度:★★★★
『天空の城ラピュタ』のヒロインがシャルル(ドーラの息子で髭面おっさん)だったかもしれない展開がヤバい! 宮崎監督のシナリオ準備稿では、パズーとおっさんでラピュタに乗り込んだり、ラピュタ人の白骨死体を見つけたり、パズーがロボット兵を破壊したり、シータ一人でバルスしたり、凄く興味深い! pic.twitter.com/Exv5gIemG2
— 三木一馬 (@km_straightedge) 2020年6月28日
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