【悠 (un)usual チョッと普通じゃない普通酒】
旨甘酸 そこから旨味が ゴゴゴゴゴ
はじめましてのお酒、群馬県沼田市・永井本家の悠さんです。普通じゃない普通酒というのがコンセプトのお酒。英語で、普通=usual、普通じゃない=unusual。で、このお酒は普通酒だけど普通じゃないからカッコが付いた(un)usualなんですね。
なにが普通じゃないかと言うと、このお酒、普通酒なのに袋しぼりなんです。
お酒を搾るとき、普通は機械で圧力をかけて搾ります。でも袋しぼりは、袋に入れて吊るして、その自重だけでポタポタと垂れてくる雫を集める方法。袋吊り・吊るし・雫取り・斗瓶取りなどとも言われています。この方法だと、お酒に雑味が混ざらず、とてもきれいなお酒になる。不動の吊るし純米大吟醸なんか、感動的だったなあ。
もちろん、手間もコストもかかる方法なので、普通は高いグレードのお酒しかこんなことしません。それを吟醸酒ですらない普通酒でやるんだから、そりゃ普通じゃないですね。
どんななのか、楽しみです。
香りは、旨アル。辛口っぽいですね。
口に含むと、ふわり旨甘酸。そこから旨味がゴゴゴゴゴ。返り香も旨アルしっかりで、後味に旨苦ビリビリ余韻じわじわ。
こんな袋しぼりはじめて!
旨辛口だけど、クラシックともちょっと違う。かと言ってフルーティーやモダンとは全然違う。なんだこれ!
スペックは、
造り:普通酒 袋しぼり 無濾過
原料米:国産米
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:+1 ・・・ 普通
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の徳丸理事長。豪快な笑い方が魅力的なおっさんです。現在から思うと、クラシックな時代の中ではリベラルな性格です。
満足度:★★★☆
途中から金曜ロードショーの「コクリコ坂から」を観たのだが、部室棟の存続を保証した徳丸理事長、「樽に住んだ哲人」と聞かれてディオゲネスかと即答し、教育者たるものは文化を守らなければいけないことを明言するなど、深い教養と見識を備えその風格ともにトップとして実に尊い。 #コクリコ坂から pic.twitter.com/tz3E4bnJZy
— 越前きんもくせい (@echizen_no_kami) 2020年8月21日
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