【若73 純米酒 創業100周年特別醸造】
酸苦の 命あふれる 緑色
ひとつ前の2年モノ生酒に続いて、若波さん飲み比べです。
創業100周年の特別なお酒で純米酒っていうのが、こだわりありそうですね。このお酒、90周年のとき以来10年ぶりに同じ製法で醸したんだそうです。若73の73は掛米の精米歩合。ただし扁平精米らしいので、通常の73%よりはきれいなんでしょうね。
では、味わっていきましょう。
香りは、爽やか若草&米旨。
口に含むと、8月の草いきれのような酸味と、ほの苦甘。色で言えば緑。新緑の爽やかさでも芭蕉の大きな葉の濃い緑でもなく、夏の雑草の生命力あふれる緑。一瞬遅れて苦味、追って旨味もじわり。
ちなみに、味に色を感じたり、音に色が見えたりする現象を共感覚という言いますが、僕には共感覚の素質は全然ありません。単に香りから連想しただけですね。
スペックは、
造り:純米酒
原料米:福岡県柳川産 山田錦
精米歩合:麹米60%、掛米73%(扁平精米)
アルコール度数:15% ・・・ 普通
ジブリで例えると「風立ちぬ」のラストシーンの草原。緑が力強く、生命力にあふれてるようで、足元には苦いものも転がってます。
満足度:★★★☆
私は「風立ちぬ」を観て二回感動した。
— Bunzo (@Kominebunzo) 2015年2月21日
堀越二郎とカプロニ伯爵が初めて出会った草原(「地獄」)で一番上にあった残骸が零戦ではなく一式戦「隼」らしいこと。
そして堀越二郎が再会した妻の亡霊をほっぽり出して伯爵と飲みに行ってしまうことだ。 pic.twitter.com/TMFkU1GKwf
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