【栗駒山 純米吟醸 ひとめぼれ】
おだやかな 素直で良い子 米旨甘
はじめましてのお酒、宮城県栗原市栗駒中野・千田酒造の栗駒山さんです。どんなお酒かわからなかったので、お店のお姉さんに聞いてみたら、「素直で良い子ですよ」って言われたから注文しました。良い子、好き。まあ、変態な子もそれはそれで好きなんですけどね。
さっそく飲んでみましょう。
香りは、お米の旨さとほのかな乳酸感が、やさしくふわわん。
口当たりは、するりとおだやかな甘味酸味。派手さはないけど、堅実に美味しい。後半には旨味苦味もじんわり出てきて、気持ち良く溶けていきます。
うん、素直で良い子。美味しかった。
アテは、漬けエビとの相性がめちゃくちゃ良かったです。中国醤油とお酒に漬けこんだとのことで、エビミソと合わさった旨味がほわーん。そしてその旨味がお酒の旨味と合わさると、さらにじゅわーん。うんまー!
スペックは、
造り:純米吟醸
原料米:宮城県産 ひとめぼれ
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+2 ・・・ ちょい辛
酸度:1.6 ・・・ 高め
アミノ酸度:1.0 ・・・ 低い
グルコース濃度:2.9
グルコース濃度が公開されているのは珍しいですね。グルコースとはブドウ糖のことで、この濃度が高いほど甘くなります。日本酒度よりも直接的に甘味に関係する数値ではあるんですが、なにせマイナー。僕も初めて見ました。調べてみると、平成30酒造年度の全国新酒鑑評会に出品されたお酒のグルコース濃度は、0.5~5.5%(平均2.49%)だったんだそうです。2.9というのは意外に甘めなのかな? 日本酒度がちょい辛なので、その差も面白いですね。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の悠子。主人公・海ちゃんの友達で、アンパン食べてて、ラスト近くの合唱シーンでソロで歌いだす子です。目立ちはしないけど、かわいい。それに、あんな状況で自分のどソロから演奏が始まるって、僕ならめちゃくちゃ心臓バクバクですよ。それを平然とやってのけるんだから凄いです。
満足度:★★★★
「紺色のうねりが/のみつくす日が来ても/水平線に君は没するなかれ/われらは 山岳の峰々となり/未来から吹く風に 頭をあげよ」手嶌葵さんが演じる悠子の美しい独唱から始まる「紺色のうねりが」は宮崎駿さん、宮崎吾朗監督がー続く #コクリコ pic.twitter.com/zYFqY3Yum6
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) 2016年8月12日


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