こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]男山 > パズー(天空の城ラピュタ)

男山おとこやま プチプチ ゴリララベル 純米本生 微発泡うすにごり KEG DRAFT】

ピチシュワな 爽やか旨辛 うすにごり

男山

僕のレビューではおなじみ、しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できるという10Lタンクの日本酒サーバー「KEG DRAFT SAKE」シリーズから、男山さんです。
が!
こちら、いつもKEGをいただいている難波のお店ではありません。もう1軒の僕のホームグラウンド・河内小阪のお店に、KEGが導入されました。東大阪では初とのこと。

実はこちらのお店、最初にKEGを導入されたのは別の銘柄でした。でも、僕が忙しくて2週間伺うことができなかった間に、最初の1本は速攻で無くなっちゃいました。こちらのお店では、KEGを飲んだお客さんにカードを配られてるんですが、今回の僕の注文で通し番号が既に96。凄い人気!

男山

今回のお酒は、男山さん。でもややこしいことに、男山という銘柄は、全国に20種類以上あるそうです。
僕がこれまでに飲んだのは、陸前男山陸奥男山会津男山の3つ。

Wikipediaによると、そもそもの男山は、江戸時代に、現在の兵庫県伊丹市にあった大人気酒蔵さんだそう。石清水八幡宮の旧称である男山八幡宮にちなんで付けられた銘柄名です。でも、元祖男山さんは明治初期に廃業。それ以降に、その名にあやかった銘柄が全国各地に誕生したんだとか。その中で、元祖男山の正当な後継は、北海道の男山さん。元祖男山の蔵元のご子孫から、印鑑を引き継いだんだそうです。

今回は「貴」を醸す山口・永山本家酒造場の男山さんです。Wikipediaに載っていた24蔵の男山さんの中で、唯一前に地名がつかない男山さん。貴さんは、前にいただいた普通の特別純米KEGも美味しかったんですよね。こちらも楽しみです。
さあ、飲んでいきましょう。

色は、しっかりめのうすにごり。
香りは、米旨ほの甘ほわわん。お!良いですね。

口当たりは、ピチシュワ旨ぽん。意外に甘味は控えめだけど、それが良い方向に働いてます。爽やか旨辛口。
最後に旨味がじわっとふくらんで、ほわっと余韻を残しつつ爽やかきれいに消えます。


これはお肉にとても合うお酒。この日のアテのポークソテーベトナムハムに合わせたらめちゃくちゃ美味しかったです。

スペックは、
造り:特別純米 生 微発泡おりがらみ
精米歩合:60%
アルコール度数:14% ・・・ 低め

正杜屋さんでは、このタンクは冷蔵庫のガラス越しにしか見れないんですが、こちらではタンクを外に出して注がれていました。だから、初めてじっくり見れたんですが、なかなか興味深かった。銀色に見えてたタンクは、実は透明なPET樹脂。で、中に銀色の袋があって、その中にお酒が入ってるんです。袋と外側のPETの間にスキマがあるから、そこにポンプでしゅこしゅこ空気と入れて圧力を高めると、電源がなくてもコックを倒すだけでお酒が出てくるという仕組み。なるほど面白い。

ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」の主人公・パズー。爽やかで若くてまっすぐな主人公。甘くはないけど優しいし、なんとなくお肉食べるの似合いそう。
「僕は海賊にはならないよ」って言ってたパズーの中の人が、後に「海賊王に、俺はなる!」って言ってるって話、大好き。

満足度:★★★★

男山

男山

 

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