【角右衛門 cry for the moon】
かわいくて 意外に硬派な 猫ラベル
はじめましてのお酒、秋田県湯沢市・木村酒造の角右衛門さんです。木村酒造さんは、メイン銘柄は「福小町」で、このお酒もラベルの端っこに「福小町」って書いてますね。国際的なお酒の鑑評会・IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2012で世界一・チャンピオンサケに輝いたお蔵さんです。凄い!
あれ? そう言えばこのお酒を飲んだ後、Twitterでほんのちょっと福小町さんと絡みました。その時にはこのお酒が福小町さんだって気付いてなかったんです。失礼しました。
「cry for the moon」には「ないものねだり」とか「不可能なことを願う」などの意味があるんだそうです。その言葉に理想を求める大切さを託しているんだとか。こちら、元々は「角右衛門 ひやおろし」として発売していたお酒です。でも「ひやおろし」という言葉が「外気温がお酒の温度くらいに下がってきた頃に出荷する」という本来の意味から外れていることに疑問を持ち、「ひやおろし」の名前を外したんだそうです。最近のひやおろしって、8月に発売されたりしてますもんね。わかる!
でも実は、今回僕がこのお酒を選んだ理由は、ラベルの猫がかわいかったからです。しょうもない理由ですいません。でも、猫ラベルはとりあえず飲んでおこうって気になるんですよね。こういうお酒の選び方してると、時々全然知らない美味しいお酒に巡り会えることがあるから楽しいんです。
ちなみに今までに飲んできた猫酒は、純米にごり酒にゃー・ニャン齢・萩の鶴 夕涼み猫ラベル・亜麻猫・亜麻仔猫などです。
例によって前置きが長くなりましたが、飲んでいきましょう。
香りは、おだやかにお米の旨さとバナナとアルコール感。
口当たりは、するりと甘旨酸。そこから甘旨がふわっとふくらんだと思ったら、最後に旨アルがどわん。後味はじんわり残り、舌の上の余韻を残してふわっと消えます。
前半はモダンっぽいお酒だと思ったら、後半は旨アルクラシックな感じですね。面白い。そして、美味しかった!
アテは、引き続きの厚切りベーコンがよく合っていました。煮物なんかも良さそうですね。
スペックは、
造り:特別純米
原料米:秋田県産吟の精・ぎんさん
精米歩合:55%
アルコール度数:16..5% ・・・ 高め
日本酒度:±0 ・・・ 普通
酸度:1.4 ・・・ 普通
アミノ酸度:1.3 ・・・ 純米にしては低め
酵母:自社ブレンド
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のトンボ。最初は今風の甘フルーティーかと思ったら、意外に硬派でした。原作では、キキのひとつ年上の14歳という設定。それなのに仲間と一緒に人力飛行機を作り上げて、そのパイロットを務めるんですから、たいした奴ですよ。
満足度:★★★★
うわあああだいすきな魔女の宅急便がFUDGEの表紙にー!
— 𝕄𝕚𝕜𝕜𝕖𝕝𝕤𝕖𝕟 (@coffee_and_udon) 2022年10月29日
昔からわたしの理想のボーイフレンドはトンボ❤️頭脳派のちょっと不器用だけど心のやさしいチャリボーイ(笑)#魔女の宅急便 pic.twitter.com/EpHZWsc2Ne


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