こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]會津龍が沢 > テルー(ゲド戦記)

會津龍が沢あいづりゅうがさわ 豊穣感謝祭 純米大吟醸 うすにごり生原酒】

甘酸と 苦渋かわいい 華やか酒

會津龍が沢

會津龍が沢
會津龍が沢
會津龍が沢
會津龍が沢

お久しぶりの會津龍が沢さん。比較的最近飲んだような気がしてたんですが、前に飲んだのは1年半前でした。
會津龍が沢さんは、福島会津の榮川酒造さんのお酒。これまで、「夏ノ生酒」「超辛口」「滓がらみ生原酒」を飲んで、どれも美味しかった記憶があります。そして今回の豊穣感謝祭は、お店のお姉さんの推薦。「旨味がギュっとしてて、あたたまると甘味が出てくる」だそう。そりゃ飲まなきゃ! ちなみにこの日は開栓から5日目。どう変化してるのかも楽しみです。
それでは飲んでいきましょう。

色は、澱は見えないほんのりにごり。
香りは、メロン米甘ほのバナナが華やかです。これは美味しそう。

口に含むと、和梨とお米とバナナとマスカットの複雑なシロップ甘味。乳酸の酸味とにごりの苦味がじゅわん。そしてすぐに、フルーティー+どんぐり+笹の含み香が、華やかほわわ。

これは、初日より明らかに甘味が開いてそうですね。ちょっと渋味もあるんだけど、その渋味がなぜかめちゃくちゃかわいい。渋味がこんなに魅力的なのは珍しいです。

そして、香りがめっちゃ華やかですね。この華やかさは、協会1801酵母かと予想したんですが、実際は「うつくしまきらめき酵母」という福島県のオリジナル酵母でした。1991年に生まれた「うつくしま夢酵母」から選抜し、2008年に開発成功、2009年に命名された酵母だそうです。

少しあたたまって、涼冷え(15℃)くらいになると、甘苦ほわああ。うまああ。これくらいがいちばん好きでした。

スペックは、
蔵元:榮川酒造(福島県耶麻郡磐梯町)
造り:純米大吟醸 うすにごり生原酒
原料米:福島県産 夢のかおり
精米歩合:50%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:-1.0 ・・・ 普通
酸度:1.5 ・・・ 普通
酵母:うつくしま煌酵母
製造年月:2022年11月

ジブリで例えると「ゲド戦記」のテルー。ジブリの中でもかなり渋いヒロインです。ぶっちゃけあんまりかわいくない。顔のアザがどうとかじゃなくて、性格がキツい。でも、後半わかりあって仲が深まって、笑顔を見せるようになったら「あれ?実はこの子めっちゃかわいいんじゃね?」ってなります。
ちなみに龍のお酒でテルーに例えたのは、ただの偶然です。前に新政・翠竜をテルーに例えたこともあるけど、それも偶然。

満足度:★★★★☆

會津龍が沢

會津龍が沢

 

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