【男山 スパークリング日本酒】
低アルの しゅわしゅわ炭酸 蜜甘味
はじめましてのお酒、北海道の男山さんです。全国に20以上あるという男山の正統な後継銘柄。
Wikipediaによると、そもそもの男山は、江戸時代、現在の兵庫県伊丹市にあった大人気酒蔵さん。石清水八幡宮の旧称である男山八幡宮にちなんで付けられた銘柄名です。でも、元祖男山さんは明治初期に廃業。それ以降に、その名にあやかった男山というお酒が全国各地に誕生したんだとか。その中で、元祖男山の蔵元のご子孫から印鑑を引き継いだのが、北海道の男山株式会社さんです。
僕がこれまでに飲んだのは、山口の男山・陸前男山・会津男山・陸奥男山の4つ。5つめでようやく本命の北海男山さん。ただ、製造所は「モンデ酒造株式会社」と書いてます。男山さんのお酒に、モンデ酒造さんで炭酸封入してるんですね。
なお僕は、美味しければ瓶内二次発酵だろうが炭酸封入だろうが、どっちでもOK派です。
それでは飲んでいきましょう。
色はほんのり黄色。
香りは、おだやかハチミツかすかに米旨。
口に含むと、しゅわしゅわ炭酸 ほの酸味。その炭酸の刺激を抜けたら、蜜甘が、最初からそこにいたように見えてきます。そして、やさしい甘旨苦の後味が一瞬だけほわっと現れ、きれいにスッと消る。アルコールは7%だけど、最後にほわん。
おおっ?
美味いやんこれ!!
この手の低アルしゅわしゅわ系は、澪・すず音・淡雪 なんかを飲んできましたが、その中でいちばん好き。ちなみに、この4種類のスペック比較表はこんな感じ。
こんなに日本酒度低かったんですね。確かに甘味はあるけど、ここまでとは感じませんでした。キレも良く、すっきり美味しいです。
アテは、れんこん餃子。タネにしっかり味を付けたから、タレなしでもめっちゃ美味しい。この濃い味をお酒がさっぱりさせてくれます。こういう濃いめの料理や、ジャンクなスナック菓子とかにも合いそうですね。
低アルだけど、ごくごく飲んだらさすがにちょっと酔いますね。まあ、普通の日本酒とは、飲み方が違います。チューハイみたいな感じ。
正直、他の低アルしゅわしゅわ系のお酒では、この値段なら安いチューハイでいいかもってのもありました。でも男山さんは、ちゃんとこのお酒を飲みたい。美味しかった!
ジブリで例えると「耳をすませば」の聖司くん。甘いマスクの爽やかイケメン。見かけはそんなでもないけど、心の中は甘々です。
好き度:★★★★
天沢聖司〜〜〜〜〜!!!!!店頭でときめいてしまった pic.twitter.com/NR7tXpVnds
— きち (@kichi0x0) 2022年12月29日
【DATA】
蔵元:男山株式会社(北海道旭川市)
造り:スパークリング
アルコール度数:7% ・・・ 低い
日本酒度:-71 ・・・ 激甘
酸度:4.0 ・・・ 高い!
製造年月:2022年9月
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