【金鼓 伝承水もと仕込み 濁酒(秋・冬バージョン)】
変態な 米粒シュワシュワ 強乳酸
お久しぶりの金鼓さん。どれを飲んでも変態で、全部美味しい大倉さんの別ブランドです。
前回いただいたのは、2021年のお正月。いただきものの17年熟成酒でした。老(ひ)ねと熟成の紙一重のヤバいお酒でしたが、美味しかったです。
今回は、2022年11月製造の新酒なんですが、こちらもいかにもヤバそうな佇まい。めっちゃ楽しみです。それでは飲んでいきましょう。
うん、さっそく変態でした。飲む前からわかります。注ぐときからもうおかしくて、固形分がどぼどぼどぼ。白がきれいなんですが、めちゃくちゃ濃い。
香りは、たっぷり米旨ヨーグルト。すんごい乳酸感です。
口当たりは、米粒シュワシュワ強乳酸。シュワシュワ炭酸と、プレーンヨーグルトの乳酸と、たっぷり米甘&じわ苦がゴツン!
この米粒がまた大きいんです。こないだの翔空さんよりも大きい。飲みかけのグラスの壁にたっぷり残ります。
濃い!!!
後味には、その甘苦だけがズズンと残ります。
やっぱりとびきりの変態。そして美味しかった!
アテは焼うどん。醤油ベースの濃い目の味付けがめちゃくちゃ美味しいです。そしてその味を金鼓さんがスパーンとぶった切ります。この組み合わせも当たり!
ジブリで例えると「もののけ姫」のモロ。人間とはかけ離れた強さをもつ山犬の神です。口では厳しいことを言いますが、やさしいところもあるんですよね。そして目が色っぽい。
好き度:★★★★
もののけ姫オフショット。モロにかじられる猫。 pic.twitter.com/RaOf0LVOp4
— 日比野ちりめん (@CRMN_celeron) 2021年8月20日
【DATA】
蔵元:株式会社大倉本家(奈良県香芝市)
造り:水酛 生酒
精米歩合:70%
アルコール度数:12.0% ・・・ 低い
日本酒度:-46 ・・・ 激甘
酸度:3.9 ・・・ 高い!
酵母:自社蔵付き酵母
製造年月:2022年11月
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