【十四代 純米吟醸 酒未来】
芳醇な 甘みが現れ 消えていき
いつものお店で十四代様。開栓したのを聞いてたけど、伺えたのは開栓から5日目でした。残ってて良かった。十四代様は、なんとなく開栓当日よりもちょっと置いた後の方が美味しいような気がしてるんです。ちゃんと比べたことはないんですが、実際はどうなんでしょうね? いつか家でちゃんと経時変化を見てみたい。
ともあれ、今回は生詰(1回火入れ)の酒未来です。酒未来は、十四代・高木酒造の先代蔵元・高木辰五郎氏が開発されたお米。高木酒造と仲の良い酒蔵さんには配られていて、僕も酒未来はいろいろ飲んだことがあります。そして、どれを飲んでもハズレがないんですよね。そりゃこんなお米をもらったら気合(手間)の入り方も違うのかもしれませんが。
十四代様の酒未来は、同じものを1年前にも2年前にも飲めています。ありがたいなあ。当然ですが、どちらも美味しかった。今回も楽しみ♪
それでは飲んでいきましょう。
香りはほんのり梨米旨。ああ、十四代様らしい、美味しそうで、気品のある香り。
口に含むと、微ピリ甘苦酸。そこから豊かな甘味がじゅわん。シロップ・蜜・メロンの芳醇な甘味ですね。と思ったら、きれいに消えていきます。その奥では苦味もくっきりひき締めてくれてる。そして、なめらかすぎて喉を通る感覚がありません。
お店のお姉さんに聞いたら、今回のお酒、開栓初日は「ちょっと薄いかな」って思ってたそうです。でも5日目のこの日は、そんなの全く感じさせないしっかり甘味。空気に触れて味が開いたんでしょうね。やっぱりめちゃくちゃ美味しい~~!!
アテは、手羽トロ。鶏の手羽元から骨を外して食べやすく加工した希少部位だそうです。食べてみると、胸肉に近い感触だけどやわらかい。とびっ子トマトポン酢の爽やかソースとよく合ってて、お酒との相性も良いです。
こちらのお店、相変わらず素晴らしい体験でした。
ジブリで例えると「ハウルの動く城」のハウル。中盤以降の、ちょっと苦味を含みつつ、甘々なイケメンです。
好き度:★★★★☆
◎本日、2月8日は「#艶の日」です。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2023年2月7日
「艶=つ(2)や(8)」と読む語呂合わせから。
ジブリ作品で、もっとも艶のある髪の毛はハウルじゃないでしょうか。 pic.twitter.com/j33T3BvNHl
【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(山形県村山市)
造り:純米吟醸 生詰
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2022年10月
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