【amayadori 天泣 prototype 特別本醸造 無濾過生原酒】
やわらかく やさしい甘酸 フルーティー
サケラボさん6杯目は、アマヤドリ。三重県多気郡・河武醸造さんのお酒で、次の料理、鶏もも肉のオレンジソースに合わせて注文しました。
河武醸造さんは、安政4年(1857年)創業。銘柄名は、蔵元の姓・河合さんの河と、蔵主が襲名する名前・武八(ぶはち)の武を合わせて「河武」なんだそう。メイン銘柄の「鉾杉」は飲んだことないんですが、前に「KAWABU」をいただきました。
「amayadori」も飲んだことないんですが。KAWABUが美味しかったし、鶏もも肉はだいたいどんなお酒でも合いそうなので、きっと大丈夫。
そもそもこのamayadoriという銘柄、どうやらプロトタイプ・試験醸造のためのシリーズっぽいですね。「吟醸酒のような、新しい本醸造酒」なんだそう。蔵元コメントによると、『空を映す水たまり 跳ねる雨のリズムに耳を傾ける ここにいる、静かなひと時。おだやかに南国果実が香り、お米の甘味と旨味、余韻の複雑味が絶妙なハーモニーを生み出す。』だそうです。よくわからないけど、なんか良いですね。ボトルデザインもおしゃれ。
それでは、飲んでいきましょう。
香りは控えめ、米旨メロン。
口当たりからやわらかく、米シロップのまろやか甘味。ライチのほの甘酸フルーティー。やわらかくてジューシーな甘酸ですね。
なるほど雨宿り。雨が降ってきて屋根のあるところで嫌々待つのではなく、もっとゆったりとしたやさしい時間が流れているようです。
最初は酸はわずかだけれど、温度が上がると酸が立ってきますね。温度による差が大きい。個人的には冷たい方が好みです。でも味わい豊かなのがお好きなら、少し温度を上げるのも良いですね。その変化を味わうのも楽しい!
アテの「鶏もも肉にオレンジソース」は、ほんのり爽やかオレンジの後に、たっぷり鶏の旨味がじゅわっ。うまっ! そこにお酒を合わせると、お酒の甘旨がほわあああ。うまあああ。
ジブリで例えると「となりのトトロ」の、サツキとメイが雨宿りしてたらカンタが傘を貸してくれるシーン。やさしくて甘酸っぱい。
あ!
そう言えばこのお酒、本醸造でした。忘れてた。確かに吟醸酒のようなフルーティーさがあります。凄い!
好き度:★★★★
となりのトトロ見てる。
— ふぇると【北の打ち師達】 (@felt0505) 2016年11月4日
カンタがさつきに傘を渡すシーンを見て「やるなカンタ、男だぜ」と思っていたら、さつきが傘を返しに来て「私のせいでカンタさんが濡れちゃって…」の後のお母さんの「いいんだよ!いつだって泥だらけなんだからw少しは綺麗になるでしょwww」が鬼すぎて笑ってしまった。 pic.twitter.com/uIBTKGngRu
【DATA】
蔵元:河武醸造株式会社(三重県多気郡)
造り:特別本醸造 無濾過生原酒
原料米:掛米/五百万石、麹米/三重県産酒造米
精米歩合:65%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
酵母:MK-3
製造年月:2024年4月
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