こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

岩の井 > マンドレーク(アーヤと魔女)[ジブリ酒]

岩の井(いわのい) 240 総の舞 純米吟醸 無濾過生原酒】

クセのある 渋旨ずずん アルぽわん

岩の井

岩の井
岩の井

はじめましてのお酒、岩の井さん。千葉県夷隅郡御宿町・岩瀬酒造さんのお酒です。
岩の井さんはよく行く酒屋さんにも置いてあって、近いうちに飲みたいと思ってたんです。理由は数字が入ってるから。僕は「数字のお酒コレクション」という企画をやっているんですが、3桁の数字は貴重ですからね。見逃せない!

で、その240の由来は、仕込み水の硬度。WHO(世界保健機関)では、硬度120mg/L以上のものを硬水と定めていて、240というのは超硬水です。日本は基本的に軟水がほとんどで、全国平均は50.9。127で日本トップクラスって言ってるお蔵さんもあるくらい。こんな高い値は、硬度250mg/Lという風の森さんでしか見たことありません。凄い!

どんなお酒なんでしょう? それでは、いただきます。

香りはほとんどなくて、口当たりもするりと水のよう。そこから渋酸旨味がじわりと現れ、後半、クセのある渋旨ずずん、アルぽわん。
渋味にも酸味にも、独特のクセがありますね。ミネラル感かな? アルコール感も強い。悪くはないんだけど、単体で飲むにはちょっとキツいですね。食中酒向き。


そこで選んだアテは、ビンチョウマグロのカルパッチョ。油で渋味を抑える作戦です。実際に合わせてみると、オリーブオイルと酸と魚の脂でお酒の渋味が包まれて、ほんのり甘味も感じられるようになりました。これは当たり!

ジブリで例えると「アーヤと魔女」のマンドレーク。クセの強い魔法使いの小説家です。ちなみにマンドレークのイメージ元は、原作者・ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの旦那さんなんだそう。

好き度:★★★☆

岩の井

岩の井

【DATA】
蔵元:岩瀬酒造株式会社(千葉県夷隅郡御宿町)
造り:純米吟醸 無濾過生原酒
原料米:総の舞
精米歩合:50%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
製造年月:2024年4月

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