こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

稲乃花 > サン(もののけ姫)[ジブリ酒]

稲乃花(いねのはな) (つくも) にごり生原酒】

くっきり酸 甘味控えめ 苦じわわ

稲乃花

稲乃花

はじめましてのお酒・稲乃花さん。奈良県天理市、稲田酒造さんのお酒です。

稲田酒造さんの代表銘柄は「稲天」。この「稲乃花」は2020年にスタートした限定流通ブランドです。ラベルデザインは、奈良在住の墨アーティストであるイマタニタカコさんの作品。お酒の味わいを表現しているんだとか。

イマタニタカコさんの公式サイトを見ると、『書という枠にとらわれず墨の自由な表現を追求。襖絵、屏風、掛け軸という和のベースに抽象的表現や墨と異素材を組み合わせた試み』とのこと。なるほど墨でしか表現できない独特の抽象画。めちゃくちゃカッコいいです。

今回のお酒は、特殊な造り方をしたお酒。通常、お酒を仕込む際には、麹用のお米(麹米)と仕込みタンクに入れる米(掛米)の割合は20%:80%くらいが一般的です。でもこの子はその麹米の割合が99%。全麹仕込みというやつですね。

なんでここまで高いのに100%じゃないかというと、定義上、米麹の他にお米を少しでも入れないと「日本酒」ではなくなるからです。だから、他のお蔵さんでも、土田酒造「Tsuchida 99 」生もと」や、あべ「ホボホボゼンコウジキモト」なども少しだけ掛米を入れています。

あ!!!
いま気がついた!
なんで白で「つくも」って読むんだろうって疑問だったんです。

つくもって、漢字で書くと九十九になるんです。
つまり、
つくも=九十九=百から一を引く=白
ということですね。説明はされてないけど、たぶんこれでしょう。99歳のことを白寿と呼ぶのと同じ理屈ですね。ということは、白というのはお酒の色じゃなくて、麹99%から来た名前なのか。
すっきりした!
ちなみに九十九をつくもと読むのは、百(もも)に次ぐ→つぐも→つくも と変化したからなんだそうです。

閑話休題

全麹仕込みはたぶんはじめて。いただきます。

色はほんのり暖色が入った、密度の高そうな白。
上立香、爽やか乳酸米麴。

口に含むといきなり酸。くっきり乳酸パカーンと。奥のほんのり苦味もずずん。
日本酒度-20? 酸がくっきりすぎて、感じる甘味は控えめです。後味苦味がじわわわん。

これは凄い個性的。意外に甘味が控えめで苦味が強いです。まあ、酸が強いのは予想してましたけどね。

ジブリで例えると「もののけ姫」のサン。見た目はかわいいはずなのに、酸が強くて苦味もあって、ほとんど甘くありません。

好き度:★★★☆

稲乃花

稲乃花

【DATA】
蔵元:稲田酒造 合名会社(奈良県天理市)
造り:にごり 生原酒
原料米:奈良県天理市二階堂産 吟の里
精米歩合:70%
アルコール度数:12~13% ・・・ 低い
日本酒度:-20 ・・・ 大甘
酸度:5.0 ・・・ めっちゃ高い
製造年月:2023年12月

 

関連記事:

 

←投票リンク踏んでいただけると、とても嬉しいです。

ブログランキング・にほんブログ村へ