【三千櫻 KEG DRAFT 普通酒生原酒おりがらみ】
フルーティー? いやいやめっちゃ スモーキー
一応はじめましてのお酒、三千櫻さん。北海道上川郡東川町・三千櫻酒造さんのお酒です。
一応というのは、三千櫻さんで造られたお酒はこれまで「みちこざくら」と「結ゆい」 を飲んでるから。これらは、2022年5月に家事で焼失してしまった茨城県・結城酒造の浦里美智子杜氏が、三千櫻さんで醸したお酒なんです。純粋な三千櫻さんははじめまして。
そもそも、三千櫻酒造さんは、岐阜県中津川市で明治10年の創業以来143年にわたって酒造りをしてきました。それが、東川町が公募した「公設民営型」の取り組みに手を上げ、2020年11月に北海道に移転します。凄い決断ですよね。
今回のお酒は、KEG。こちらもこないだの上川大雪さんのKEGと同様、お店のマスターが北海道で買い付けてきたもので、KEGの公式サイトにも載っていません。
KEGは、正式には「KEG DRAFT SAKE」。しぼりたての風味やフレッシュ感を長期間そのまま維持できるという10Lタンクの日本酒サーバーです。KEGの特徴や、電源なしでお酒を注げる仕組みは、前に特集記事を書いたので、よかったらご覧ください。
ちなみにこないだ飲んだKEGの上川大雪さんは、上川郡上川町。同じ上川郡にはありますが、地図で調べたら、直線距離は24.7km。しかもその間はほとんどが山です。車で移動しようと思ったら道のりはほぼ2倍の47.2kmで47分かかります。あんまりご近所さんじゃなかった。いや、北海道基準だとご近所さんなのかな?
それでは飲んでいきましょう。
香りはあんまり感じません。
口当たり、シュワシュワ炭酸、甘酸ぽん。リンゴと桃のフルーティー。っと思った瞬間、スモーキーな苦コクがぐわわん。なんだこれ? こないだの1787さんもスモーキーだったけど、それよりスモーキーかも。
含み香も、スモーキーなコクとアル感ふわり。後味じんわり苦味とコク。
美味しいけど不思議なお酒でした。
アテは、いちじくソースの素焼きそば。いちじくソースというのは大阪羽曳野のツヅミ食品さんが発売しているソースで、糖度が高いといわれる南河内産のいちじくを本当に使ったソースです。甘くて濃い! この味を楽しむためには素焼きそばが当たりですね。お酒とも、全然違って面白い。
ジブリじゃないけど例えると「カリオストロの城」の次元。1787さんもだったけど、スモーキーと言ったらやっぱり次元ですね。
好き度:★★★★
【再掲ですが】
— 大志 / taishi (@taishi_soragoto) 2023年5月5日
二週連続ルパン、カリオストロ!
しかしこの頃の次元を見るだけでもううるっとくる。。。#ルパン三世 #カリオストロの城 pic.twitter.com/JGZ6a01q51
【DATA】
蔵元:三千櫻酒造株式会社(北海道上川郡東川町)
造り:普通酒 生原酒 おりがらみ
原料米: ななつぼし
精米歩合:65%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
製造年月:2024年6月
ななつぼしというお米は、北海道で生まれた食用米です。北海道では最も食べられていて、食味ランキングで最高評価の「特A」を14年連続で獲得してるんだそう。
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