わかむすめ萌木＞空ちゃん(コクリコ坂から)［ジブリ酒］

【わかむすめ萌木（もえぎ）純米吟醸無濾過生原酒】

レモンの酸甘苦ふわり爽やかに

わかむすめ

先月飲んだ十二秘色に続いて、わかむすめさん。山口県山口市・新谷酒造さんのお酒です。僕の推し蔵のひとつですね。何度も登場してるから、もうおなじみです。

今回のお酒は、萌木。3年ぶりになります。お久しぶり。
この「萌木」も、他のわかむすめさんのお酒と同様、平安装束のかさねの色目です。萌木は時代によっては萌黄とも書き、単色だと新緑が萌え出るような緑色(#A7BD00)で、合わせの場合は表が萌木(#A7BD00)・裏が女郎花（おみなえし）(#F2F2B0)となります。例によって色チップも貼っておきます。参考にした本やサイトは萌黄表記だったので色チップも萌黄で。思ったよりはおとなしいけど、爽やかな感じはありますね。

それでは飲んでいきましょう。

香りはミネラルわずかにレモン。爽やか苦酸、気持ち良く。

口に含むとやわらかいレモンの酸を中心に、シロップ甘味とミネラル苦。酸はそのまま残りつつ、甘苦ふわっとふくらんで、そのままきれいに消えていく。めっちゃ美味しい！
雪冷え(5℃)だと酸が中心だけど、花冷え(10℃)→涼冷え(15℃)となるにつれて甘味も出てきます。僕は涼冷えくらいが好きでした。酸が中心だけどやわらかくて爽やか。

アテは、スペアリブの唐揚げが合いました。見た目に反して箸で切れるくらいやわらかい。スペアリブのたっぷり肉脂とスパイス感が、おだやかだったお酒の甘味と旨味を引き出してほわああ。マスターに聞いてみたら、このスペアリブ、1時間煮込んでから揚げたんだそう。
でも最強はやっぱりレモン。お酒の甘味がやさしくほわわ。