【旭鶴 特別本醸造 拾壱萬石】
硬質な 旨味苦味が 力強く
はじめましての旭鶴さん。千葉県佐倉市・(株)旭鶴さんのお酒です。
旭鶴さんは1830年創業。江戸後期ですね。この年、吉田松陰や大久保利通が生まれています。当時この地にあった佐倉藩は江戸東方の要衝として栄え、その石高は11万石で現在の千葉県域では最大。全国諸藩の中で最も多くの老中を輩出しました。石高が銘柄になるのは、まえに飲んだ福知三萬二千石さんと同じですね。
こちらは、こないだの
それでは、いただきます。
香りはほんのり米甘旨。クラシックな感じ。
口当たり、お米の甘旨やわらかく。と思ったのは一瞬だけ。口の中で空気に触れた瞬間、硬質で荒々しい旨味苦味がずどん。めっちゃ力強い旨苦ですね。でもこれはちょっと置いたら落ち着きそう。初日は様子見ですね。
そこから1週間ほどちびちび。苦味は少しだけおとなしくなって、甘味が少し出てきました。そして力強さはそのまま。
この力強さは、ロックが良いですね。ちょうどよく薄まって飲みやすくなります。
アテに作ったのは、至高のなめろう。もう何度目も作ってるやつです。クラシックなお酒には鉄板ですね。今回はライムをちょっと搾ってみたら、それもアリ。旭鶴さんにも当然のように合います。
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」の軽便鉄道の機関士さん。海賊と軍から逃げるシータとパズーを助けてくれる人です。海賊にも軍にもひるまない気骨のある豪気なおっさん。でも、線路も壊れ、荷台車も谷底に捨てられてしまい、あの後、大丈夫だったかな?
好き度:★★★☆
#REALITYイラスト部
— 青津ピオン (@Pion_aotsu) 2023年1月22日
今日もラピュタから「機関士」を描きました\( ˙▿˙ )/
鉱山列車の運転手を務める陽気なオッチャン。空賊と政府の連中相手に大立ち回りを見せてくれたけど、あの後どうなったんでしょうね?( * ॑꒳ ॑ ) pic.twitter.com/lCjHNbB4JO
【DATA】
蔵元:株式会社 旭鶴(千葉県佐倉市)
造り: 特別本醸造
精米歩合:60%
アルコール度数:16~17% ・・・ 高い
日本酒度:+3 ・・・ ちょい辛
酸度:1.3 ・・・ 普通
製造年月:2024年6月
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