【大盃 特別純米原酒 桶六十七号】
フルーティー やわらか強い 酸旨苦
こないだマッチョを飲んでめっちゃ美味しかった大盃さん。マッチョじゃない大盃さんは1年ぶりですね。群馬県高崎市・牧野酒造さんのお酒です。
今回このお酒を買ったのは、もちろん僕のブログの企画「数字のお酒コレクション」に加えるためなんですが、それがなくても飲みたかったお酒なんです。六十七号というのは貯蔵タンクの番号で、半期で最もコンディションの良い純米酒を貯蔵するためのタンクなんだとか。そりゃあ気になる。さっそく飲んでいきましょう。
上立ち香、リンゴと米旨、ほろ苦さ。ん?なんだこれ? フルーティーさとクラシックが両方あって、どんな味なのか想像がつきません。でも美味しそう。
口に含むとリンゴの酸と、やわらかお米の甘旨味。酸はくっきりしてるんだけど、甘旨がそれを包んでまろやかにしてくれます。酸旨は、そこからぽわっと広がって、最後に強い旨苦渋が、一気に味わい締めてくる。
含み香あんまり感じずに、後味がっつり苦渋味。
やっぱりなんだこれ。少しおしゃれなモダンさと、しっかり力強いクラシックが両方あります。面白いし、美味しい。
2日目。え!?めっちゃ変わった!
味わいが落ち着いて、甘味がくっきり出ています。リンゴの酸はそのままに、旨味苦味がひっこんで、フルーティーさがはっきりと。
めっちゃ美味しくなってます!
アテに作ったのは、野菜たっぷりあんかけしらたき。創味シャンタンのしっかり旨味とお酒の相性が凄い! 旨味がしっかり同調してました。
3日目以降は、常温保管に切り替えて、毎日ちびちび。このお酒、雪冷え~常温まで全部美味しい。暑いからやってないけど、ぬる燗までは間違いなく美味しそうです。
ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」のシャルル。ドーラの長男の髭面マッチョです。最初は海賊らしくて、親方とマッチョ対決します。でも後半はシータに花を摘んで持って来たりしてかわいい。
好き度:★★★★
切り絵 第1050弾
— へろすけ (@ObobBowz) 2023年11月30日
シャルル
「天空の城ラピュタ」、ドーラの三人息子の長男。
「オ、オレ暇なんだ。何か手伝…」のシーン。
直前のルイも含めてこのシーンが大好きです。
ラピュタはとにかくドーラ一家のキャラが素晴らしすぎる。 pic.twitter.com/WC8CosCbLA
【DATA】
蔵元:牧野酒造株式会社(群馬県高崎市)
造り:特別純米 原酒
精米歩合:60%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
製造年月:2024年5月
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