こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

たかじ > フクオさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

【たかじ プロトタイプ 無濾過生原酒】

上質な やわらか酸苦 食中酒

たかじ

たかじ

ひらがなの たかじさんははじめましてですね。岡山県倉敷市・十八盛酒造さんのお酒です。よく見かけるのは漢字表記の多賀治さん。同じお蔵の十八盛さんはこないだ飲んだばかりです。

十八盛酒造さんは天明5年(1785年)創業。5代目当主の石合多賀治さんが十八盛という銘柄を立ち上げ、現在は8代目の石合敬三さんが蔵元杜氏をされています。
メイン銘柄は十八盛と多賀治。十八盛はバランスを大切にした食中酒。そして常に新しいことに挑戦した5代目の名を冠した多賀治は、「地元の米と水にこだわり、真の通った誠実な酒」(原文ママ)を目指しているそうです。

今回のお酒は、そんな多賀治さんの試験醸造酒。だから、ひらがなにしてるんでしょうね。複数の酵母ブレンドして使っているそうです。どんなお酒なんでしょう?
さっそく、いただけます。

上立ち香、ほんのりレモンの爽やか苦。

口当たり、控えめピリシュワ微炭酸。やわらかレモンの酸苦味。それがふんわり広がって、やさしい苦酸じんわり残し、気付いたときには溶けている。

甘味と旨味もやわらかく、アルコール感も14度くらいの軽やかさ。苦味酸味が上質で、やわらかいのに飲みごたえもあります。めちゃくちゃ美味しい!!

そしてアテを合わせると、その味わいがさらに心地よくほわあああ。
お酒がやさしいから、アテもあんまり濃くない方が良いですね。今回特に合ったのは、鯵の南蛮漬けと、ヒイカベトナム塩レモン和え。どちらもお酒の爽やかさはそのままで、旨味を引き出してくれます。うっま!!

ジブリで例えると「魔女の宅急便」のフクオさん。
ほとんどしゃべらないけど、やさしくて、いい味出してます。

好き度:★★★★☆

たかじ

たかじ

【DATA】
蔵元:十八盛酒造株式会社(岡山県倉敷市)
造り:無濾過生原酒
原材料:岡山県山田錦
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:±0 ・・・ 普通
酸度:2.2 ・・・ 高い
酵母:数種類ブレンド
製造年月:2024年6月

 

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