【青酎 麦】
麦焼酎飲み比べ企画の第6弾は、青酎さん。東京都青ヶ島村・青ヶ島酒造さんのお酒です。おおお!!青ヶ島!
(青ヶ島・photoACより)
青ヶ島、ご存じでしょうか? 青ヶ島は、伊豆諸島最南端の有人島。有人と言っても人口は162人(2024年5月時点)で、日本で最も人口が少ない市町村です。住所は全て「東京都青ヶ島村無番地」で、電話番号も市内局番が1桁という珍しさ。住民のほぼ全員が高台に住んでいて「海上のマチュピチュ」「東洋のマチュピチュ」と呼ばれています。
東京から青ヶ島に行こうと思ったら、まずはこないだの「情け嶋」さんの蔵元がある八丈島まで、飛行機で50分またはフェリーで11時間かけて向かいます。そこから青ヶ島まで、ヘリで20分または船で2時間半。ただ、船は少し天候が悪いと欠航し、就航率は50~60%程度です。
Wikipediaにも「産業はほとんど存在せず」と書かれているくらいですが、特産品はこの青酎。ただこのお酒、元々は妻が夫のために作る家庭のお酒で、それぞれの杜氏がそれぞれの造り方で造っているためすべて味が異なるんだそう。青ヶ島村の公式サイトの観光・特産品のページを見ると、8種類の青酎について、杜氏さんの名前まで載っています。
僕も飲むのははじめて。楽しみです。
それでは飲んでいきましょう。
香りはくっきりアルコール。わずかにミントと青リンゴ。これは、今回の飲み比べの中では別枠ですね。香りもぷんぷんですが、麦の香ばしさを求めていないタイプ。麦の香りではなくフルーティー。また、これだけアルコール度数が35度なので、それも全然違います。
この香りは前に飲んだ泡盛「夢航海」を思い出しました。カドの取れていない若いアルコール感と青リンゴのフルーティーさが似ています。
口に含むとアル甘カツン。硬いアルコールとフルーティーな甘味。そこからアルコールがさらにガガガ、アルコール由来の苦味もギギギ。
これは、ストレートで飲むお酒じゃないですね。僕はウイスキーでもまずはストレートで飲んでみますが、この子はちょっと飲みにくい。でもロックにしてさらに同量の水を加えたら、飲みやすくなって香りもほわん。うん、加水推奨です。
好き度:★★★☆
【DATA】
蔵元:青ヶ島酒造合資会社(東京都青ヶ島村無番地)
造り:本格焼酎(麦) 二段仕込製法
麹:白麹
アルコール度数:35% ・・・ 高い
この麦焼酎企画の間は、あまり差がつけられないので、ジブリで例えるのはお休みします。
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