十四代＞ハウル(ハウルの動く城)［ジブリ酒］

【十四代じゅうよんだい中取り赤磐雄町上諸白純米大吟醸】

濃厚で力強くて上品で

十四代

7月に続いてまた会えた十四代様。山形県村山市・高木酒造さんが造る、言わずと知れた超々人気銘柄です。

今回は、赤磐雄町。雄町の中でも、特に質が高いと言われている岡山県赤磐市産のものです。赤磐市、調べてみたら2005年に赤磐郡の4町が合併してできた、比較的新しい市なんですね。2005年は、平成の大合併で、最も多くの合併が行われた頃ですね。ただ、そもそもの赤磐という地名も、1900年(明治33年)に赤坂郡と磐梨郡が合併してできたものです。ちなみに場所は、大都会岡山市に隣接していて、岡山市のベッドタウンになっているようです。

十四代様の赤磐雄町はこれまで3度いただいてるんですが、全て中取り純吟。でも今回は純米大吟醸です。そりゃ楽しみ。さっそくいただきましょう。

上立ち香、米旨ほの梨しっかりと。お！十四代にしては、しっかり骨太な旨さを感じます。さすが赤磐雄町。

口に含むと甘じゅわん。しっかり熟した赤ぶどうの豊かな甘味と、小さいけれどくっきり酸。それがぽわっと広がって、追って旨苦渋じわり。後味じわっと甘渋味。

濃くて力強い！！
これが赤磐雄町の力！
そして、力強いと言っても粗野なところは全くなくて、上品。後味がじんわり引いていくのも気持ち良いです。

アテは、牛肉のカレー煮っぽい何か。ここのお店、注文しなくてもいつも良い感じの盛り合わせを作ってくれるので、よくメニューに載ってないのが出てくるんですよね。なのに、しっかり煮込まれたやわらかやさしいちょいピリなカレー。うんまああ。料理の味がしっかりしてるのに、お酒はそれに全く負けてないどころか、さらに甘旨じゅわっ！

ジブリで例えると「ハウルの動く城」のハウル。派手で甘味たっぷりで、魅力的。

好き度：★★★★☆

『ハウルの動く城』では、髪の毛の作画に力が入っています。
金髪ハウルには「絹のようなカミの毛をシャンプーのコマーシャルのように、たゆとわせつつ」という指示が入っていて、クルッとふり向くシーンでは「まるでシャンプーのコマーシャルのよう」「カミの毛よろしく」と書かれています。 pic.twitter.com/zoHMVbKoar
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2024年8月14日